考えたこと2

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ごみの問題
こないだ職場で話をしていたら、やっぱり60歳を超えて介護の問題を抱えている人がいた。
車で毎週田舎に行って、お父さんの世話をしているとのこと。
田舎がどこかまでは聞いていないが、週に1日か2日は行かないといけないとのこと。
聞くとお母さんを6年前に亡くして、93歳のお父さんがいる。

車でしか出られないので、車で出て行っているが、この半年ほどの間に2回も事故を起こしたとのこと。
相手がある事故で、いずれも大きな事故ではなかったが、保険の連絡や必要書類は全部息子である自分がやっているとのことだった。
そういう状態になると、大変だろうと思う。

週に1日か2日行かないといけない理由は生ごみだ。
ごみだけはほったらかしにしておけないので、ごみの日が行く日になる。
これから暑くなるから大変だ。

93歳でひとり暮らしというのはエライことだと思う。
よく頑張っておられるのではないですか?というと、まあそれはそうだけど…、ということになる。
ごみの収集というのは、介護保険などの時間外になることもあり、大きな問題だ。
生きている限り、ごみの問題はつきまとう。

家の前までごみ収集車が来てくれたらいいのだが、どこかまで持っていかないといけないらしい。
だから、ウィークデイのフルの仕事はできないということだった。

こういう問題が高齢化に伴って増えてくる。
まだまだぼくらにとっては何ともない事だが、年を取るとこれがややこしい問題になる。
そんなことがいっぱいあるんだろう。

生きるためには食べないといけない。
食べるとゴミが出る。
いくら最小限の生活といっても、ごみゼロでは生きられない。

そういえば、パナソニックで生ゴミを処理する家電があったと思い出し、調べてみた。
自治体によっては、生ゴミ処理機に補助金が出るところがあるらしい。
人口が減ると、ゴミ集めのコストも馬鹿にならないから、減らしたいのだろう。

原理は高温で乾燥させて、だいたい重さ1/7にするということだ。
水分を飛ばすと軽くなる。
処理中の排気は触媒でほとんど匂いがしないらしい。
バイオ式のものもあるし、触媒の代わりフィルターでやるのもある。
補助金に目をつけて、いろんな業者が参入したのだろう。

処理した生ゴミは土に入れると、肥料になるとのこと。
もちろん、そのまま捨ててもいい。

これも一つのやり方だろう。
生ゴミはごみ問題の大きな部分だ。


高齢化対策はまだまだいろいろやることがある。

| | 考えたこと | 23:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
パイン缶
小さい頃、パインの缶詰はごちそうだった。
どれくらい高かったのかは知らない。
あの緑色の缶詰を開けて、パインを食べるのはめったになかった。

桃の缶詰もそうだった。
黄色の桃や白い桃を切ってもらって、ガラスの容器に入れて食べていた。
夏はああいうのが食後に出てくると、特別だった。

今でもフルーツの缶詰はあるが、あまり特別という感じはない。
それよりも、生のフルーツが増えたからだろう。
いつごろからだろうか。

そういえば、サケ缶もあまり食べなくなった。
昔はサケ缶に入っている骨が食べたかったものだ。
人間の脊椎みたいな骨が、噛んで食べられる。
今缶詰といえば、もっぱらプルトップのツナ缶あたりだ。

長男がまだまだ小さい頃、実家に行ってパイン缶を食べた。
よほど美味しかったらしく、表情が変わった。
あの顔はよく覚えている。
本人が覚えているかどうかはわからない。

それからしばらく、実家に行くとパイン缶が出た。
今は生のパインを切ったものがパックで売られていたりする。
パイン缶は人気がなくなった。
保存の技術がいろいろできたから、缶詰にしなくてもよくなったということか。

人は生まれて初めて食べるものを食べて、味を知る。
小さい頃はそういう体験の連続だ。
パイン缶を「おいしい」と思った感覚は、大きくなるにつれて、どっかにいってしまう。

ぼくも小さい頃、フルーツの缶詰やバナナを食べて、そういう思いをしたはず。

年をとって、あの感覚を思い出せれば、晩年は味気ないものにはならないかもしれない。

| | 考えたこと | 00:07 | comments(0) | trackbacks(0) |