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2017.07.25 Tuesday
第九のコーラス
一万人の第九、という12月のイベントに近所の方と応募したら見事抽選に当たった。
初めての参加であるが、こないだ放送された去年の録画等を見ると、大阪城ホールのアリーナが男性コーラスで、女性が観客席であり、圧倒的に男性が少ない。 だから、男性は当たりやすいのだろう。 ぼくはテノール、知り合いはバスで応募した。 去年参加した女性に聞くと、初めての人は12回レッスンがあって、10回以上は出ないといけないとのこと。 結構厳しい。 もちろん、交響曲第九をやるのだが、合唱は第4楽章のみだから、ずっと待っていて、第4楽章になったら立って歌うという寸法。 本番で待っている間に寝てしまうという人もいるらしい。 当日は正装で、蝶ネクタイをして燕尾服か黒いスーツ、白いシャツで参加しないといけない。 前日のリハーサルも参加必須になっている。 地方から来る人は絶対に前泊しないといけないから、経済効果はそこそこあるのかな。 合唱はすべてドイツ語。 一般的に歌われている「喜びの歌」のメロディは、ソプラノが歌う。 テノールやバスはコーラスパートで、メロディラインとは違う音程を歌う(当たり前か)。 したがって、なじみのないメロディを覚え、歌詞をちゃんと覚える、ということが必要になる。 参加料が9300円、楽譜代が600円(2年目以降は不要)ということだ。 抽選に当たると、振り込みの手配の説明がPDFで見られ、郵便局で振り込んでその記録を8月の1回目の練習に持っていくこと、と書いてある。 実際、何人かわからないが、約1万人が9300円を支払うと、9300万円。 何席かは観客もいるようで(ほとんどが合唱団)、それを3000人とすると1800万円が収入に追加されるる。 したがって、収入は1億1千万くらいか。 このために5日くらいホールをおさえるようだから、ホール賃貸料が2500万くらいはかかるだろう。 各地で行う事前レッスンが近畿で12回クラス(初心者用)が18か所、6回クラスが13か所、その他東京、北海道、宮城、愛知、福岡、沖縄に10か所あり、全部で400回ほどのレッスンがある。 1回のレッスンにかかる経費を人件費込みで1回2時間12万とすると、4800万円。 ホールと1万人のメンバーのレッスンでまあ7500万円というところか。 抽選の事務などは全部ネットで行うので、経費は抑えられていると思う。 残りの4500万ほどで出演者のギャラや、警備その他諸経費を全部出せないから、サントリーなどの会社が協賛しているという感じだろう。 でも、放送権料としてMBSは儲かっているかもしれないなあ。 職場などで聞くと、参加したことがあるという人はいなかったが、参加した人を知っているという人はちらほらいて、さすがに1万人参加して1983年からやっているだけのことはある。 延べ三十数万人が参加しているのだ。 さあ、これからドイツ語の歌詞とメロディを覚えて、練習して本番に備えよう。 さて、どうなることやら。 |
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