考えたこと2

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第九のコーラス
一万人の第九、という12月のイベントに近所の方と応募したら見事抽選に当たった。
初めての参加であるが、こないだ放送された去年の録画等を見ると、大阪城ホールのアリーナが男性コーラスで、女性が観客席であり、圧倒的に男性が少ない。
だから、男性は当たりやすいのだろう。
ぼくはテノール、知り合いはバスで応募した。

去年参加した女性に聞くと、初めての人は12回レッスンがあって、10回以上は出ないといけないとのこと。
結構厳しい。
もちろん、交響曲第九をやるのだが、合唱は第4楽章のみだから、ずっと待っていて、第4楽章になったら立って歌うという寸法。
本番で待っている間に寝てしまうという人もいるらしい。
当日は正装で、蝶ネクタイをして燕尾服か黒いスーツ、白いシャツで参加しないといけない。
前日のリハーサルも参加必須になっている。
地方から来る人は絶対に前泊しないといけないから、経済効果はそこそこあるのかな。

合唱はすべてドイツ語。
一般的に歌われている「喜びの歌」のメロディは、ソプラノが歌う。
テノールやバスはコーラスパートで、メロディラインとは違う音程を歌う(当たり前か)。
したがって、なじみのないメロディを覚え、歌詞をちゃんと覚える、ということが必要になる。

参加料が9300円、楽譜代が600円(2年目以降は不要)ということだ。
抽選に当たると、振り込みの手配の説明がPDFで見られ、郵便局で振り込んでその記録を8月の1回目の練習に持っていくこと、と書いてある。
実際、何人かわからないが、約1万人が9300円を支払うと、9300万円。
何席かは観客もいるようで(ほとんどが合唱団)、それを3000人とすると1800万円が収入に追加されるる。
したがって、収入は1億1千万くらいか。

このために5日くらいホールをおさえるようだから、ホール賃貸料が2500万くらいはかかるだろう。
各地で行う事前レッスンが近畿で12回クラス(初心者用)が18か所、6回クラスが13か所、その他東京、北海道、宮城、愛知、福岡、沖縄に10か所あり、全部で400回ほどのレッスンがある。
1回のレッスンにかかる経費を人件費込みで1回2時間12万とすると、4800万円。
ホールと1万人のメンバーのレッスンでまあ7500万円というところか。
抽選の事務などは全部ネットで行うので、経費は抑えられていると思う。

残りの4500万ほどで出演者のギャラや、警備その他諸経費を全部出せないから、サントリーなどの会社が協賛しているという感じだろう。
でも、放送権料としてMBSは儲かっているかもしれないなあ。

職場などで聞くと、参加したことがあるという人はいなかったが、参加した人を知っているという人はちらほらいて、さすがに1万人参加して1983年からやっているだけのことはある。
延べ三十数万人が参加しているのだ。

さあ、これからドイツ語の歌詞とメロディを覚えて、練習して本番に備えよう。

さて、どうなることやら。



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