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2017.07.22 Saturday
超長寿命化
人の寿命はどんどん長くなっているらしい。
なんでも、主な先進国で2007年に生まれた子どもの半分は107歳まで生きると予想される、とのこと。 今売れている「ライフシフト」という本の書評に出ていた。 だから、これからの人は107歳までの人生設計をしないといけない、と書かれている。 ぼくらが若い頃は60歳が定年、と思ってきた。 実際、20代の頃に会社を定年される方を見て、それなりの年だと思った。 1979年の男性の平均寿命は73歳。 その頃でも定年してからの人生は10年以上あった。 でも、働く人はたくさんいたし、経済は上向きだった。 今は状況が違う。 定年は65歳に引き上げられたが…。 働き続けないと、お金がもたない。 年金100年プランとか言っていたが、あれは100歳になっても大丈夫という意味ではない。 この本にはみんなが足並みを揃えて、教育、勤労、引退という3つのステージを生きた時代はもう終わった、と書いてあるとのこと。 多くの人が100歳まで生きるのなら、システムそのものを変えないといけない。 それはもう今から手をつけないといけないんだろう。 今のシステムを信じている人たちの意識を変えないといけない。 この本には、人生100歳時代に備えて、どんな風に生きていくかということが書かれているらしい。 おそらく、これからそういう時代に直面する人たちへの本だろう。 今のシステムの中で60歳まで来てしまったぼくらも、これから先を考えないといけない。 河合隼雄が書いていた、500m走のつもりで走ってゴールしたら、あと300m残ってます、と言われるような感じだ、ということが身にしみる。 残りの300mをどう走るか、難しい。 |
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