考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< November 2010 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
イオンの葬式
知らなかったが、今年の7月にニュースになっていた。

http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100731/trd1007310741000-n1.htm

イオンが葬式の宣伝を行っている。
そこで、「お布施」の料金を明示したのが始まり。

それに対して、仏教会がお布施の目安の取り下げを迫ったようだ。

結局今は目安はホームページには出ていない。
ただ、コールセンターで目安は教えますというようなことになっている。

お布施という宗教的なものに対して、営業するという行為を疑問視するというのが仏教会側の言い分らしい。

イオンはそれに配慮して、以下のような文言を載せている。

 お布施は本来「喜捨」であり「標準化」や「統一」すべきものではありません。
 しかし、「目安が分からなくて困っています」というご意見が多くのお客さまからイオンに寄せられています。

以前はここに目安価格が載せられていたらしい。

仏教は日本に伝来したが、現存するものは2種類に分けられると思う。
ひとつは平安仏教、もうひとつは鎌倉仏教だ。
平安仏教は文字通り平安時代に伝わり、今も続いている。
臨済宗とか曹洞宗とか…、教科書に出ていた鑑真とか弘法大師という名前が出てくる。

それに対して、鎌倉仏教というのは、法然、親鸞という名前。
浄土宗や浄土真宗が有名。
とにかく念仏を唱えれば、救われるという教義になっている。
本来はそんなに簡単なものではないだろうが、一応そういう事になっている。
これが有名な「南無阿弥陀仏」。
阿弥陀様におすがりすれば、成仏できるという。
難しい教義が不況をさまたげており、庶民は救われなくてよいのかという
それによって、爆発的に仏教は広まった。

しかし、現在、世間の批判として、日本の仏教は「葬式仏教」と言われている。
葬式が主体の宗教ということだ。
言外に「堕落」という批判がこめられている。

最近では直葬といって、いきなり火葬するという葬儀もあるという。

宗教的儀式をスキップするということか。

ここに来て、葬式をシステム化してお金をとる、ということに反対するという人が出始めたということだ。

ぼくの意見は差し控えるが、この動きは広がるだろうなあ。


| | 考えたこと | 23:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
Tomorrow
涙の数だけ強くなれるよ アスファルトに咲く花のように…

この曲が出たのは1995年。
バブルが崩壊して、どん底だったころ。

今日クルマの中で聞いて、やっぱりいい曲だと思った。

1995年のヒット曲を見てみたが、ほとんど知らない。
スピッツや福山雅治、Dreams come true、B'z、globe、trf…、馴染みのない名前が並んでいる。

でも、なぜかこの曲は覚えている。
曲の中に題名が出てこない歌だ。

明日は来るよ 君のために

だから、Tomorrowという題名になっているのか。

残念ながら、1995年よりも今のほうが状況は悪いと思う。

先に望みが見えない。
どうやって、今の状況を打開するのか。

バブルが崩壊したときは、自分も若かったし、なんとなくいつかはまた…という気がした。
とにかく不良債権がなくなればよい、という目標があった。

しかし、今は何をどうしたらよいのか。
先が見えないことだらけ。
高齢化は進むし、人口は減るし、歳入は減るし、医療保険は増えるし、産業は出ていくし、若い人には仕事がないし…。
環太平洋パートナーシップはどうなるのだろうか。
年金問題はどうなるのだろうか。
農業はどうなるのだろうか。

何かがおかしい。

ぼくらはまだよかった。
明日は今日より豊かだった。

これからどうなっていくのだろう。

本来なら、ここで解決策のことを書くところだが…。

残念ながら、ぼくにはわからない。

だからこそ、今Tomorrowが求められている。

| | 音楽 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) |