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2010.11.13 Saturday
広島みかん
寒くなって、ぼちぼちみかんのシーズンがやってきた。
うちは父の実家が広島だったので、昔は広島からみかんを送ってくれていた。 冬はいつも段ボールにみかんがいっぱい入っていて、それは暖房の入っていない部屋に置いてあった。 広島以外にも愛媛や和歌山、静岡といったところが産地として有名だ。 それを知ったのは学校の地理の時間。 それまでは、広島がみかんの産地だった。 しかし、今は広島みかんというのはあまり聞かない。 和歌山、愛媛、静岡、熊本、長崎、佐賀というのが平成21年の出荷量の上位6位。 広島は抜かれてしまったらしい。 それと、板わかめ。 これはわかめを水洗いして乾燥したもの。 板状になっているから、板わかめという。 これをあぶって、くだいて、ビンに入れてふりかけにする。 亡くなった父の好物だった。 時々くだいたわかめの角がとがっていて、口の中が痛かったが、あついご飯にかけると、ちょっとやわらかくなっておいしかった。 今食べ方のページを見ると、あついご飯を包んでおにぎりにして食べるのがおいしい、と書いてあった。 なるほど。それはおいしいかもしれない。 しかし、割れずにごはんに巻けるのだろうか…。 以前広島によく出張していた頃、一度だけ買ってきたことがあった。 それももう10年以上前のはなし。 あの板わかめも、みかんと一緒に送ってきた。 食べると、もうすぐ正月だなあ、という気分になる。 母がガスコンロの上であぶって、くだいて、空いたジャムのビンに入れていた。 我が家の冬の風物詩だったなあ。 みかんと板わかめ。 なつかしい。 |
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