![]() |
2010.11.02 Tuesday
何のために勉強するのか
長男が中学に入った頃だったと思う。
「勉強は宇宙のためにするねんで」という。 担任の先生がそういったらしい。 ふーん…、それはすばらしい。 宇宙のために、というのはどういうことか。 全存在のためにということだろう。 あるものすべてのために、ということだ。 勉強は、あるものすべてのためにする。 そういうことになる。 いい学校にいくためとか、将来のためとか、そんなもののためにするのではない。 自分のためでもない。 あるものすべてのためにする、というのは、そもそも、何かのためにするものではない、ということだろう。 それは、「善く生きる」ということだと思う。 勉強することは、善く生きることだ。 善く生きるために勉強するのではない。 ただ、勉強するのは、善く生きることなのだ。 担任の先生はそういうことを言おうとしていたのだと思う。 長男が自慢げに「宇宙のためにするねんで」と言ったのは、先生のひと言が何となくわかったからかもしれない。 そういう先生に出会えて、よかったと思う。 |
![]() |