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2024.02.16 Friday
スマート機能
中国のクルマはNEVというカテゴリーが売れている。
NEVはNew Energy Vihicleの意味で、新エネルギー車、ということだ。 これは、プラグインハイブリッド車(PHV)、電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)の総称。 普通のハイブリッドは省エネ車だが、PHVは新エネルギー車にカテゴライズされる。 やはりいろんな事情を考えると、エンジンが必要な地域や用途もある、ということだろう。 中国製のNEVが売れている理由の一つは、スマート機能が進んでいるからだという。 スマート機能というのは、スマホとの連動機能がメインだという。 要はスマホでやっていることを、クルマの中ではクルマのディスプレイを使ってやるということだ。 スマホで見ていた動画や聞いていた音楽を、クルマのディスプレイでそのまま見たり聞いたりするということだろう。 たしかに、そんな機能は日本車にはない。 GoogleMapがあれば、ナビもできるのだが、中国版のアプリがあるのだろうか。 あれば、専用のナビも要らない。 生活がスマホ中心になっていると、そういうニーズは出てくる。 音楽や動画も、スマホでサブスクでストリーミングで視聴するようになると、それが中心になる。 それを車に乗っても、延長でそのままクルマのディスプレイがスマホの画面のようになってほしい、ということだろう。 クルマの基本性能は、ある意味二の次になっている。 それよりも、スマホライフをカーライフでも同じようにやりたいということだ。 日本でも、スマホの画面のミラーリング機能を持ったディスプレイはあるらしい。 ただ、その画面をタッチしてスマホ本体を動かせるかどうかは別。 そのあたりが、中国が進んでいるところなのかもしれない。 クルマの基本性能である「走る・曲がる・止まる」がどうなっているのかはわからない。 ぼくらの世代は、やはりそこが大事だと思っている。 しかし、若い人たちはスマホが生活の中心になっている面があるから、中国からそういうNEVが入ってきたらどうなるのだろう。 中国のBYDというメーカーから、ドルフィンというクルマが販売されている。 その売れ行きはどうなるのか、日本の自動車メーカーは注視しているだろう。 |
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