考えたこと2

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知識の軽視
新しい教育などという事を考えている教育関係者は、これからは知識の時代ではない、という。
検索ツールや人工知能が発達して、知識よりも分析や評価、創造といった力が大事になる、という論調。

昔なら1日がかり、いや何日もかけて調べないとわからないようなことが、スマホで検索すればすぐにわかってしまう。
だから、知識をつけるということの優先度は下がるという。

そんなはずはない。
そもそも知識がなければ、問題意識も持てないし、考えることもできない。
その場で検索して知った知識を元に考えても、浅いことしか出てこない。
知識があるからこそ、問題意識が持てる。
この「問題意識の深さ」が一番大事なのだと思う。

だから、検索してすぐわかるようになっても、知識を持つというのは大事なことなのだ。
すぐにわかるようになったのなら、それだけたくさん知識を持てるようになる、ということならわかるが…。

何度か書いたはずだと思って見たら、暗記することや、知識が必要などで書いていた。

どうして教育関係の人たちは「知識」を軽視するのだろうか。
昔、「詰め込み教育」を批判したときも、わけもなく知識の詰め込みすぎは良くない、と言っていた。
知識を持つことはそんなに軽視すべきことなのだろうか。

知識は考えるための基礎なのだと思う。
英語であれば単語だ。
単語の記憶量が少なくて、英文を読む時にいちいち単語を調べていては、恐ろしく効率が悪い。
文章を深く読むこともかなわない。

そういうことから、知識を簡単に得ることができるようになったら、それだけたくさん知識をつけるべきだ、と考えないのだろうか。
知識があるからこそ、分析や評価、創造などが可能になるのだ。
その場で得た知識だけでは表面的なことしかできない。

教育学に関わる人たちは、なぜ知識を軽視するのか、調べてみるとこのページがヒットした。
まさに、そういうことが起こっている。

教育者の役割は、知識をつけないと困るということを教えることが第一だろう。
それがしんどいから、手抜きをしているとしか思えない。

知識は大事なのだ。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) |