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2024.02.26 Monday
英語の仕事
ダイキンといえば、空調で世界に出ている会社。
なんでも150カ国で事業展開しているらしい。 多言語でのやり取りが必須になるのだが、社内で使っているのは機械翻訳。 2022年に新たなツールを導入したとのこと。 何度かグーグル翻訳について書いてきたが、翻訳のアルゴリズムが変わって、ぼくらが訳すよりまともな日本語で翻訳できるようになった。 本当にすごい技術だと思う。 新しいツールに変えて、翻訳業務の工数は従来の10〜20%になったという。 年で4000万円の労務費削減。 工数がそれだけ減ったということは、人も減ったということだ。 同様に、同時通訳の世界にも機械が進出しつつある。 ぼくらの世代はネィティブの先生などほとんどいなくて、話すというより読む力が重視された。 入試にリスニングなどなく、英検の時にあったくらい。 聞けて、書けたらそれでいいという感じだ。 話すことは、必要になったら頑張れ、という感じだった。 ぼくもそれに習って、受験英語に勤しんだ。 文法と単語が第一。 英作文は自分が理解している構文で、日本語の方を読み替えて書く、という感じだった。 だから、発音や話す方は不得意だ。 会社に入って、先輩を見ていると、ちょっと前まで外資系だったからエライ人はみんな英語が話せる。 しかし、関西弁風の英語で、だいぶブロークンだった。 前にも書いたが、ぼくらの先輩は海外の子会社の現地の人たちに信頼されていれば、言うことを熱心に聞いてくれた。 仕事に関しては、話す中身のほうが大事だった。 翻訳技術が進歩した今、読む能力の価値は下がっている。 機械がやってくれるからだ。 それでも教養として英語を学ぶ価値は下がらないと思う。 専門職は減るだろうが、海外とのやり取りは人との接触を含むだろう。 メールは翻訳ソフトに頼るとしても、会って話すこともあるだろうし、自分が外国に行くならもちろんだ。 外国語を学ぶ意味は、違う構造の言語を扱うことで脳を鍛えることだ、ということも昔聞いたことがある。 仕事は減るだろうが、英語を学ぶ意味はあると思う。 |
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