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2024.02.06 Tuesday
貧乏性
知り合いの相談員の話。
今日久しぶりに会って話をした。 60歳を過ぎてキャリアの資格を取り、カウンセリングの仕事を始めた。 数年後に胃がんの手術をして復帰。 現在は母親の介護で家族から離れて暮らしている。 今日聞いたら、だいぶ認知が進んで大変だとのこと。 大手企業で定年まで過ごしている。 聞くと、今は生活を楽しんでいるという。 お金を置いておいても仕方ないので、景気よく使っているらしい。 以前ギブソンのギターを買ったというのは聞いていたが、今度はマーチンも買ったという。 それどころか、海辺に別荘を買い、クルーズ船の運転免許も取って、レンタルして休みにはクルーズ船を運転しているという。 何人か、仲のいいカウンセラー仲間も来てもらったので、また行こうと誘われた。 クルーズ船を運転している動画も見せてもらって、喜んで行くと伝えておいた。 いい生活だと思う。 アクティブな人はうらやましい。 ぼくは生来の出不精で、アウトドアの趣味はないので、そんなことは無理だ。 ギターくらいいいものを買おうとも思うが、そんなにうまくないのでそこそこのギターで十分という気がして、なかなか20万以上のものは買えない。 いいコンピューターを買って、ソフトをインストールし、自宅で録音して音楽を作るというのが夢。 それならそういう機材を買って、さっさとやればいいとも思うが、なかなか腰が上がらない。 思い切りが悪いのだ。 それをするための購入資金は50万もかからない。 いらないものを全部処分して、方向転換してやればいいと思う。 でも、買っても使い方を勉強しないとだめだ。 その自信もだんだんとなくなっている。 いまだに実家から持って帰った本を積んで、昔の鉄道模型も置いてあるし、もう背表紙が色褪せた昔の本も捨てられない。 貧乏性なのだ。 優柔不断でいるうちに、身体が動かなくなって、結局何もしないで人生を終える。 まあ、それもまたいいかと思ってしまう。 タイムリミットは近いぞ。 |
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