考えたこと2

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1995年のアメリカの印象
コンピューターのファイルを整理していたら、1995年にアメリカの印象を書いた文章が出てきた。
銃規制や犯罪など、アメリカには病める部分が大きいということに関してちょっと反論している。
この年は出張でアメリカに行った年。
だからだいぶアメリカびいきになっているのかもしれない。
でも、ぼくは今でも親米だ。

以下1995年の文書。

確かにアメリカには病める部分も多いように思う。
色々な人種が集まって、民族を越えて、自由と平等と言う理念のもとに集まり、アメリカの国旗に宣誓をして国民になれる国だから。
もともと理念なんて信じるものこそ救われる世界のものだから、民族という血のつながりには勝てない。
それでも一生懸命国家として頑張ろうとするところに、無理が出てくるのだろう。

貧富の差が激しい事、人種差別、麻薬、治安、銃の問題など、いくらでも悪いところはあげられる。
それでも、そんな理想を掲げて、無理を承知で頑張っているところが、何となく憎めないところになる。実際にはいろんな民族がいても、WASP(白人・アングロサクソン・プロテスタント)の人々が治めているのが現状だと思うが…。

アメリカの独立宣言に、ぶっちゃけて言うと、”みんなの役に立たない政府なら捨ててしまって、新しい政府を作るのが、みんなの未来の安全のための、義務だ”という一節があり、この言葉に感心する。
アメリカを作った奴等は偉かったんだなあ、と思う。

でも、今のアメリカは悪いヤツがたくさん居て、自分の利益しか考えてないし、言いたいことだけ言う奴がたくさんいる。
それでも、アメリカが偉いなあと思うのは、たいていの場合、反対の意見が出てくることだ。
貿易の問題にしても、ワシントンの言うことに対して、それはおかしい、という、ジャーナリストが必ず出てくる。
そういうところは、健全な国かなと思う。

日本はすぐ一色に染まってしまって、違うことを言うヤツを排斥したがる。
日本の米がいかに高いか、と言うことを教えてくれたのもアメリカだったし。(だからといって輸入に100%賛成ではないが。)
何やかや言っても、アメリカには馴染みがあって、住みたいとは思わないが、やはり、どちらかと言えば、親米だ。

白人に対して、劣等感はある。
なんとなく、勝てないと言うか、ついていけないというか。
でも、それは、一つには彼らが僕らと違う価値観を持っているということもあるからだと思う。
やっぱり、キリスト教ではないかなあ。

あの頃から、そんなに変わらない。
もう20年以上前だが…。

若かったなあ。


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