考えたこと2

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オバマ大統領
オバマ大統領が広島を訪問した。
現職のアメリカ大統領が広島を訪問するというのはたいしたものだ。
国内に反対も根強いのに、よく決断したと思う。
国内での世論も戦後生まれの人たちが増えてきて、原爆投下を良しとしないジェネレーションの人たちが増えたことや、自身がノーベル平和賞を取ったこと、もう任期が迫っていることなどが背中を押したんだろう。
それでも、被爆者の方々と握手をして、手を握ったまま話を聞いているところなどが映されると、なんか感動してしまった。
亡くなった親父は広島生まれだったが、生きていたらどう言っただろうか。

91歳の被団協の方が、「原爆投下は人類の過ちだ」と言っていた。
アメリカが悪いとか、そういうことではなく、人類の過ちだとテレビで伝えていた。
それぞれ、いろんな意見があるだろうが、日本には「水に流す」という表現がある。
過去のいきさつは忘れて前を向いて行こうということだ。

そんなに簡単に国と国との関係や歴史の問題は解決しないことはわかっているが、今日の中継を見て、そんなことを思った。

戦争責任というのは難しい。
勝てば官軍というところがある。
ぼくは個人的には、アメリカに対する責任追及は、もうええやん、と思っている。
アジアに対して、本当にやったことはごめんなさい、というのは認めなければならないと思う。
でも、ウソは間違っている、と主張すべきだと思う。

でも、それより日本人として、あの戦争をなぜ始めたのか、そしてなぜ拡大に走ったのか、なぜやめるのに原爆を落とされなければならないところまでひっぱったのか、それをちゃんと分析して国民がちゃんと納得しないといけないと思っている。
そういう日本人の中での責任は明らかにすべきだと思う。
もう70年も経ったんだから、本当のことを明らかにしても傷つく人はいないだろう。
そんな近代史を教えるべきだ。

そういうことを明らかにしないと、また同じことをやってしまうと思う。

そこが一番大事なところだろう思うのだが…。



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