考えたこと2

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グーグルクローム
ついに、ウィンドウズのブラウザで、グーグルのシェアがマイクロソフトを抜いたらしい。
2008年にクロームが登場した頃は、ブラウザといえばインターネットエクスプローラーだったが、だんだんと力をつけて、ついに逆転した。

ウィンドウズのパソコンを買ったら、普通はインターネットエクスプローラーが標準のブラウザになる。
しかし、シェアが逆転したということは、クロームをインストールして変更する人が増えたということだ。
クロームには、ブラウザの機能拡張のアプリというものがある。
アプリストアで無料でいろんなものをつけることができるのだ。
ワープロもあるし、表計算もあるし、プレゼンもあるし、お絵かきアプリもある。
もちろん、トランプのゲームもあれば、麻雀もある。
クロームがあれば、簡単な書類なら何でも作れる。
おまけに、多くの業務用のアプリは最初からWeb上にデーターを置き、共有することができる。
この、共有というところがマイクロソフトに勝つ要因だったのだろう。

マイクロソフトはもともとワード、エクセル、パワーポイントという単独のソフトがあり、それらはブラウザとは関係なく動く。
もちろん機能は高く、いろんな事ができるのだが、多くの人は肝の部分だけ使えればいいということだろう。
無料の壁もあった。
もともとインターネット上で動くように作られていないから、データーの共有もややこしい。
最初からデーター共有を前提に作られている、クロームのアプリの方が有利だ。

データーは共有すると送る必要がなくなるし、想像以上に便利になる。
それが認知されてきたのだと思う。
もちろん、インターネットエクスプローラーでもアプリのいくらかは使えるはずだが(ぼくは使ったことがないのでわからない)、やっぱりクロームの方が便利だということだろう。
職場ではグーグルカレンダーをみんなで使うことで、メンバーが何をしているかわかるようになる。
予定も共有できる。
それが無料でできる。

もう一つ、一人で何台もコンピューターを使う人が増えたということもあるだろう。
クロームは、ブラウザのお気に入りをどのコンピューターでも同じように使えたり、パスワードを記憶したりする機能が強い。
だから、どのパソコンを使っても、クロームにログインさえしておけば同じように使える。
これらの機能で先行したのが、逆転の原因だと思う。
それだけパソコンというものが、生活に必須のものになりつつある、ということだ。
マイクロソフトはパソコンで世界を制したが、インターネットではグーグルが勝ったということだろう。

インターネットはもはや社会のインフラになりつつある。
有線、無線の通信はどんどんインターネットに変わりつつある。
テロ以降、アメリカやイギリスの都市部で監視カメラが増えているが、あれらはインターネットを使っている。
電話もインターネットを利用するものが増えている。

グーグルクロームのシェアが上がったのは、パソコンのメインの役割が事務機器から通信機器に変わったからだろう。
今や電話の代わりであったり、FAXの代わりであったりする。
振り込みをしたり、新幹線や飛行機の予約もできる。
スマホに取って代わられつつあるが。

気づかない間に、いろんな事が変わっていく。

それがこの先、どういう事になるか、わからない…。


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