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2013.09.07 Saturday
ペットの宗教
こないだ昔の知り合いと飲み屋で話していたら、ペットの葬儀の話になった。
そこの家は、子どもが大変可愛がっていたネコが亡くなり、どうしようかと思っていたら、動物霊園に持っていくことになったらしい。 電話をかけて、亡骸を持っていったら、コースを提示され、2万円のコースにしたとのこと。 待っていると、亡骸を火葬したので骨揚げをするという話。 ネコの骨の解説を聞き、骨壺に骨揚げをする。 それを持って仏壇のようなものの所に行き、そこで一言。 「宗旨はなんですか?」 聞かれた方はネコの宗旨を聞いているのかと思ったらしい。 しかし、よく考えたら生前ネコに宗旨は聞いていなかったので、自分の家の宗旨を答えたらしい。 「浄土真宗です。」 そうすると、色々あるカセットから一つを選んでデッキに入れ、プレイボタンを押した。 聞き覚えのあるお経が流れ、骨壺の前で焼香をどうそ、という。 焼香の間、おかしくて仕方がなく、肩をふるわせて笑いをこらえていたらしい。 結局ネコはそのまま永代供養となったとのこと。 しかし、ペットの宗旨は?と聞かれて自分の家の宗教を答える、というのがどう考えても面白い。 あらたまって、そういうことを聞かれると、とっさに「わかりません」とか「ありません」とかは言えないものらしい。 さすがに、お寺も坊主もペットの葬儀には出てこない。 でも、ペットの数は今や子どもの数より多い。 今後の少子化、高齢化でまだまだ増えるだろう。 イヌやネコのお寺を作ってはどうだろうか。 イヌやネコの宗教を作り、葬儀の手配をする。 そうすると、動物霊園の方から依頼が来て、葬儀の手伝いができる。 今のペットブームなら、けっこう儲かるかもしれない。 狛犬の代わりに駒ネコを置いたり、阿弥陀様の顔をイヌにしたり、いろいろと不敬なこともしないといけないが、これぞ末世の所業かもしれない。 いつか本当になるかな。 |
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