考えたこと2

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チリツモ
以前、ちりも積もれば…、ということで書いたような気がするが、もう1回書く。

チリツモというのは、小さな要因がたくさん重なって、現象が起こっている、というふうな意味でぼくら実験屋は使っていた。
こういう現象はよくある。
これらの現象を何とかしよう、と思ったら、マジメに一つずつ要因をつぶしていくしかない。

しかし、こういうことをわからない人がたくさんいる。

特効薬があると思いたいのだ。
それを早く見つけて、何とかしさえすれば、問題は解決だということになる。

多くの場合、そんなことはないと思う。
マジメに要因をひらって、つぶしていくしか改善できない。
こういう時にその担当になったら、悲惨なことが起こる。

現場はどうもマジメに一つずつやっていこう、と思っているのに、回りがうるさい。

早く特効薬を見つけろとか、こうしたらいいとか、思いつきのような案を出して攻めてくる。
それでも、マジメに一つずつ要因をつぶしていくしかない、と言って実行していると、「なぜ、もっと良くなる方法を考えないのか」と言ってきたりする。

それが難しい問題であればあるほど、回りの声がうるさくなる。

えてして、難しい問題であればあるほど、マジメに一つずつやらないといけない、ということになるのだ。

横で見ている人は、歯がゆいのだろう。
きっと特効薬があるはずだ、と思っている。

こういう事はよくある。

実際、こういう状態になっている。
困ったものだ。


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