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2013.09.13 Friday
複素数
複素数は主にガウスが発明した。
虚数という、2乗してマイナスになる数を作ったのだ。 それまで、2乗してマイナスになる数はなかった。 しかし、2乗してマイナスになる数があってもかまわない。 そういう風に定義をすればいい。 それが虚数だ。 虚数は簡単で、「i」を実数につければそれでOK。 2の2乗は4だが、2iの2乗は-4になる。 ガウスはそんな数を発明した。 なんでそんな数が必要なのか? この数を導入することで、どんな2次方程式にも答えが出るようになる。 2乗してマイナスになる数を導入するだけで、実際には3次、4次、…の方程式に答えが出るようになる。 複素数とは実数と虚数で表される数。 これがあれば、世の中が丸く収まる。 「丸く収まる」というのは、世界のつじつまが合うということだ。 実際の世界は混沌としているが、やっぱり世界はつじつまが合っていた方がいい。 数の世界はそうあるべきだと思う。 だから、ガウスが複素数を発明した。 そんな風にして、人間は数の世界を広げてきた。 より世界がつじつまが合うように。 |
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