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2013.09.10 Tuesday
子ども
いつからか、公式文書に出てくる「子供」が「子ども」になった。
なぜかというと、子供と書くと「供」の字が「お供」を想像させ、子どもが添え物のように思える、ということらしい。 しかし、子供という漢字はずっと使ってきたものだ。 ぼくらが小学校で習ったときは「子供」だったし、こどもを子どもと書いたら×だった。 いつの間に、「子ども」という表記ができたのだろうか。 どうもこの頃こういう言葉が多い。 漢字の表記を別々に考えると、「子供」は「子ども」になる。 しかし、別々に考えるのはオカシイ。 元々は「こども」という言葉があって、それに漢字を当てて「子供」になったのだろう。 中国の言葉として子供というものがあったわけではない。 日本語で使われる漢字は、意味がつながってできているわけではないと思う。 先に言葉があって、それに漢字を当てたのだろう。 だから、もともと「子供」の「供」には「お供」の意味はない。 あるとしたら、「こども」という言葉の「ども」にあるので、漢字にあるのではない。 「こども」の「ども」は「野郎ども」の「ども」と同じで、複数を表しているような気がする。 いずれにしても、「子供」を「子ども」と書くのはナンセンス、と思っていたら、文科省が表記を改め、「子供」に統一するという。 これはいいことだろう。 他にもいろいろと「子ども」系の言葉がある。 ぼちぼちみんな見直した方がいいと思う。 |
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