考えたこと2

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クルマ文化
1980年代に20代を迎えたぼくらにとって、今の若者のクルマに対する思いは難しい。

ぼくらの20代のころ、クルマという道具は単なる道具ではなく、若者文化だった。
どのクルマを持つのかは、その人のファッションや考え方を表していた。
時々によって、女性にモテるクルマが変わった。
代表的なのは、ホンダのプレリュード。
改造をする若者も多かった。
momoのハンドルやシート、フジツボのマフラー、カヤバのサスなど、パーツ屋の商売も成り立っていた。

今は新車がそれらのパーツを取り込んで販売されたり、法律で改造自体が難しくなったりしている。
ハンドルなど変えようとしたら、いろんなスイッチが付いていて、改造自体が難しい。
改造するとしたら外観だが、新車の時からエアロパーツが付いていたり、アルミホイールも幅広タイヤも付いていたりして、アフターマーケットの市場を新車が取り込んでしまった。
コンピューター制御も増え、物理的な部品の交換では難しいという技術的な側面も増えた。
そして何より、改造しようという若者のインセンティブがなくなった。

クルマにお金をかけるのはもったいないと思っている。
別に中古車でも、動けばいい。
エコロジーのために、自転車に乗るという方がオシャレだと思っている。
そもそも都市部ではクルマなど必要ない。
必要に迫られて買うなら、中古の1ボックスか、軽自動車。
女性ドライバーが増えたが、彼女らがほしいのも軽自動車。

今は軽自動車が新車販売の40%の時代。

彼らの考えは合理的だと思う。
なるほど、クルマは値段の高い耐久消費財であり、日本車の品質を考えると中古車で充分だし、買い物なら軽自動車で充分だ。

何度か書いているが、クルマはぼくらが若いころは文化だった。

それが単なるモノに変わってしまった。

今やスマホが文化になった。

時代は変わる…。



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