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2013.09.01 Sunday
シトロエン
今は世界のクルマのサスペンジョンは、ほとんど金属製のバネとダンパーになった。
しかし、例外がある。 シトロエンの油圧サスペンジョンだ。 ハイドラクティブサスペンジョンという。 昔のシトロエンGSというクルマは日本でもよく見た。 流線型でとても未来的なスタイルだった。 このシトロエンという会社は、先進的な技術を使うのが特徴のメーカー。 ハンドルを切ったら向きが変わるヘッドライトも早くに採用している。 今の小型車で主流となったFF車も、シトロエンが最初に大量生産した。 ロータリーエンジン搭載のクルマも少量ながら作ったことがある。 シトロエンGSの頃は、なんといってもハイドラクティブサスだ。 4つのサスペンジョンの油圧は、1つのポンプにつながっていて、エンジンを切ったら車高が下がる。 でも、この新しい技術に投資するというシトロエンの方針はコスト高を招いたのだろう。 経営危機を乗り切れず、プジョーグループに買われた。 そのため、一時より新技術を使うことはなくなった。 プジョーと部品を共用するためだ。 それでも、シトロエンのこだわりがあり、まだハイドラクティブサスのクルマは作られている。 世の中にメカ好きが減ると、シトロエンのようなメーカーはダメになるんだろう。 残念だが、これは仕方ないことか。 |
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