考えたこと2

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4人に一人が高齢者
総務省の推計によると、日本の65歳以上の人口が過去最多を更新し、25%に達したらしい。

つまり、4人に一人が高齢者になったということだ。
それも、いつの間にか65歳以上になっていて、昔は60歳以上だったような気がする。
60歳以上なら、31%以上という推計もあり、ほとんど3人に一人と言っていい状況だ。

これが高齢化の現実。
人生で働かない(働けない)時期に入っている人が、4人に一人はいる、ということになる。
日本人の平均寿命は男性80歳、女性86歳だから、65歳で仕事を辞めても普通は15年〜20年の人生が残っているという事態になる。

こういう事態は世界でも日本がトップだと思う。
人生の最期をどう過ごすか、ということを考えないといけない。
今、80歳以上の人たちは、まだまだ年金が出るが、今65歳になったばかりの人たちは15年後まで今の年金制度が持つとは思えないだろう。
ましてや、これから60歳や65歳を迎えようとしている(ぼくのような)人たちは、もっと厳しい状況だ。

ところが、厚生労働省はいい加減な社会保険庁も含めて、全くそのことをはっきりしようとはしない。
年金100年安心プランというようなことを言っている。
何のために自民党に与党の地位を与えたのか。
耳に快くないことを言うのも政治家の仕事だ。

いい加減に社会保障の問題を何とかしないといけない。

どうせ時間はかかる。
世代の利害が対立している。
若い人は払いたくないし、年寄りはもらいたい。

そこを何とかしないといけない。

早く何とかしてくれ。



| | 考えたこと | 20:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
ユーモアで乗り越える
フランスの新聞に、福島の放射能の風刺マンガが載った。

一つは、原発の前の土俵で3本の腕や足がある力士が向かい合っているもの。
もう一つは、プールの前で防護服を着用し、放射線測定器を手にした二人が、ウォータースポーツ会場は福島に建設済みだと話しているというもの。

これに対して日本政府は正式な抗議文書を送るという。

フランスの新聞の編集長は、「ユーモアを表現しているからといって、被災者の皆さんを侮辱していることにはならない。ここ(フランス)では、悲劇に対してはユーモアを持って立ち向かうものだが、どうやら日本ではそうではないようだ」と話したとのこと。

日本の抗議の是非についてはコメントしないが、このフランスの編集長が言った言葉はよくわかる。
「悲劇に対してはユーモアを持って立ち向かうもの」というのは、真実だ。

アウシュビッツの収容所で、命がいつ亡くなるかわからないという時に、一番強いのはユーモアを持った人だった、という。

自分の不幸を笑い飛ばしたり、悲惨な状態を笑いにする。
それこそが精神の強さだ。

フランス人のユーモアはちょっと難しいが…。

日本では原子力そのものがタブーになり、まともな議論ができていない。
ここでこそ、ユーモアの感覚を大事にしたい。
ユーモアの感覚は、精神の余裕を表すものだろう。

特に反対派には余裕がない。
ユーモアの感覚が皆無で、反対以外は認めない、という感じだ。

ちょっとはフランス人の言うことも気にとめるべきだと思う。


| | 考えたこと | 00:46 | comments(0) | trackbacks(0) |