考えたこと2

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神様仏様キリスト様
日本人が困って祈るとき、神様仏様キリスト様という。
この言葉、とてもよく日本人の宗教観を表していると思う。

神様は神社にいて、寝ている。
それを鈴で起こして、賽銭を出して、お願いをする。

仏様はお寺にいる。
これも賽銭を払って、お願いをする。
場合によっては、お経をあげるが、たいがいは題目を唱えるだけでOKだ。

キリスト様は西洋の神様だが、助けてもらえるなら、普段なじみがなくてもお願いはしておこう、という感じで順番も3番目だ。
教会に行ったことがなく、聖書も見たことがなくても、キリスト様、という。

日本人のだれでもがこういう言い方をするわけではないが、昭和生まれにとってはこの言い方はなじみがある。

日本人にとって、表面的な宗教は「助けてくれれば何でもいい」、というものだ。

御利益(ごりやく)が第一。
一般的な日本人にとって、なぜ宗教があるかというと、御利益を求めるからということになる。
日本人は功利的なのだ。

だからといって、日本人が信仰心がないというわけではない。

いろんな国の人が、地震の後の被災者の行動を賞賛している。
略奪があるわけでもなく、整然と避難所で過ごしている。

これは日本人にも何らかの神がいることを示していると思う。

誰も見ていなくても、ちゃんとしないといけない、という共同体の神だ。
何と名付けるかはその人次第。
それは御利益のためではない。
神を恐れるからだろう。

だから、世に言う宗教には御利益を求める。

そのうち、神様仏様キリスト様アラー様というようになるかもしれない。

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