考えたこと2

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Low & Order
法と秩序、という意味。

このorderは本来命令、という意味。
法とそれに基づく命令だから、秩序、という意味になるのだろう。

同名のテレビドラマが20年間アメリカで製作された。

これは、アメリカの法と秩序を保つためのシステムを描いた番組。
平たく言うと、警察と検事局が主人公となる。

犯罪が起こったとき、それを取り締まるのが警察の役割。
そして、それを法にしたがって、罪に問うのが検察の役割。
それを判断するのが裁判所の陪審員。
アメリカの法システムについて知るためには、この番組を見ればよい。

警察に引っ張られたら、弁護士を呼ぶ権利がある。
検察官は容疑者と取引をすることができる。
取引に応じて証言をすれば、罪が軽減される場合がある。

そんなことをこのドラマを通してアメリカ人は学んでいた。

日本では警察のドラマは多いが、検察が出てくるドラマは少ない。
出てきても、警察と検察の関係はあまりはっきりしない。

このドラマの冒頭のナレーションは、「刑事法体系には等しく重要な二つの独立した組織がある。犯罪を捜査する警察、そして容疑者を起訴する検察。これは彼らの物語だ。」というもの。

「一般市民が陪審員をやる」という制度が、いきわたっていることも影響しているのだろう。

1時間のドラマで、前半が警察、後半が検察という進行。
パターンは決まっている。
たいがい有罪になるが、時には負けることもある。

日本でもこういうのをやればいいと思う。

フィクションだが、制度は現実に近い。

そんな風にして、市民を教育しているのだ。

それが民主主義を機能させるのだと思う。

あのバラエティばかりのテレビ番組では、アホになってしまうぞ。



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