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2012.09.28 Friday
アンディ・ウィリアムス
訃報が新聞に載っていた。
中学1年の頃、アンディ・ウィリアムスのシングル盤を買った。 「恋はリズムに乗って」という曲。 とにかく、洋楽のシングル盤を買ってみたくて、近所の駅前のレコード屋に行った。 あの当時、洋楽を聴くことが、何となくかっこよくて、全く歌詞がわからないのに聞き始めた時期だった。 アンディ・ウィリアムスは、「ある愛の詩」や「ムーンリバー」で有名な歌手。 1970年当時、円熟の域にに入り始めた。 アメリカではアンディ・ウィリアムズ・ショーというレギュラーの番組があった。 何度かその番組の場面を見たことがある。 もうカラーの時代だったか…。 レコード屋に入って、すごく迷った覚えがある。 もともと、洋楽のシングルを買おうと思っていただけで、何か目的があったわけではない。 当時400円だったはず。 小遣いを持ってレコード屋に行った。 あれでもない、これでもない、とジャケットを引っ張り出しては、元に戻した。 この曲は、発売されてから、だいぶ経っていた。 でも、そんなこともわからなかった。 とにかく、洋楽のレコードが欲しかったのだ。 1960年代から70年代にかけては、そういう時代だった。 アメリカのものは、あこがれの対象。 身近にアメリカに行った、という人などいなかった。 テレビのゴールデンタイムには、アメリカのドラマを吹き替えでやっていた。 奥様は魔女とか、スパイ大作戦などの時期かな。 「おはようフェルプス君…」で始まるスパイ大作戦(Mission Impossible)の、大平透の声がかっこよかった。 1回再生したら、テープは消去される。 「例によって、君、もしくは君のメンバーが捕えられ、或いは殺されても、当局は一切関知しないからそのつもりで。 .... 成功を祈る」という言葉とともに、テープから煙が立ちこめ、それで終わり。 よく考えたら、1回テープを聴いただけで、よくあんな複雑な作戦を立てられるものだ、と気づくべきだった。 話がそれたが、ぼくの最初の洋盤はアンディ・ウィリアムズ。 冥福を祈る。 |
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