考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< August 2011 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
上岡龍太郎
紳助の引退に騒ぎで思い起こすのが、上岡龍太郎。

彼も、お笑い芸人にはめずらしく、まだまだ人気のある間に引退した。
あれは、2000年4月のことになる。もう10年以上経つのか。

当時は鶴瓶と一緒に、パペポTVという深夜の番組や、探偵ナイトスクープの司会をしていた。
たしか、当時のパペポによると、カナダに住むとか言っていた。

Wikiで調べると、カナダに住んでいるという記述はなく、どうも日本にいるらしい。
今でも上方の芸人とは親交があるらしく、彼らのブログに名前が出ることがあるとのこと。

上岡龍太郎は元マンガトリオのメンバー。
横山パンチと名乗っていた。
パンパカパーン、パパパ、パンパカパーン、今週のハイライト、というセリフでおなじみ。
知らない人は全く知らないだろう。
1968年に横山ノックが参議院議員になると、解散した。
それから、上岡龍太郎と名乗るようになる。
ひょっとしたら、ぼくらがマンガトリオを知っている最後の年代かもしれない。

紳助と同じく(というか、上岡の方が先だが)、毒舌で有名だった。
でも、この人の毒舌には主張があった。
番組の構成上いじめるということはしない。
頭もよかった。
勉強ができたという意味ではなく(これは、わからない)、頭の回転がはやくて、切れがよかった。

また、毒舌の相手はマスコミや政党、有名な芸人などの権威者が多かった。
紳助のように、問題ができないからバカ、というような低俗なものではなかったと思う。

オカルト現象を見たというような事も嫌っていた。

上岡龍太郎が紳助の引退をどう思っているのかは、知るよしもない。
ひょっとしたら、週刊誌に載るかもしれないが…。

彼は紳助を買っていたらしいが、本当はわからない。

聞いてみたいと思う。


| | 考えたこと | 22:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
紳助の引退
島田紳助が引退した。

突然の会見で、所属事務所の吉本が詰め腹を切らせた格好。
テレビ局に違約金を支払っても、引退をさせた吉本には、よほどのっぴきならない事情があったのだろう。
どうしても、関西の芸人には、やくざとの関係というダーティな部分がついて回る。
関西ローカルでおさまっていればよかったのだが、全国区になるとそういうわけにはいかない。
吉本もこの件に関しては、どうしようもなかったのだと思う。

芸人というと、興行の世界だから、どうしても地域の実力者がついて回る。
今はプロダクションなどと言って、きれいな仕事みたいになっているが、ちょっと前までは劇場や飲み屋を回っていたのだ。

紳助は数年前にトラブルを解決してもらったのが、ヤクザということらしい。
政治的発言に関するトラブルだとか…。
やはり、その世界に顔がきくのは右翼やヤクザということか。

本人もぶざまとか、最低とか言っていたが、たしかにルール違反という事でいうと、認識が甘かったのだろう。

ちょうど、サンデープロジェクトに出ていた頃ではないか。
素人としての発言が面白いということで起用されたと思うが、番組での発言が右翼の大物の逆鱗に触れたのかもしれない。

これから、いろんなニュースが出てくると思うが、それはそれとして、彼の引退はよかったと思う。

テレビに対する功罪ということでいえば、ぼくは罪の方が大きいと思う。

バカを売り物にするタレントが増えた。
ものを知らないことが、売りになる。
こんな事も知らないのか、という安心感が視聴者に受けたのだろう。
これは大きな罪だと思う。

それをバカにして笑うという手法。
こんな原始的な笑いをエンターテイメントとは言わない。
夜中にやるのならかまわないが、それをゴールデンタイムにやるというテレビ局の見識のなさも手伝った。

司会のトークで売るという手法も確立した。
これ自体は悪いこととは言わないが、話のほとんどは楽屋落ちだ。
話題になっている人を知らなければ、面白くない。
初めて聞いた人は、全くわからない。
こないだ亡くなった前田武彦は、そういう笑いは認めないだろう。

そういう笑いから、もう卒業しよう。
楽屋落ちは内向きなのだ。
楽屋の中の人だけが笑える。
外向きにならないとダメだ。

昔、大宅壮一はテレビを見ているとバカになると言い、一億総白痴化という言葉を生み出した。
でも、当時はまだマシだったと思う。
もちろん、大宅の世代はひどいと思ったに違いないが…。
下には下があった。
大宅壮一が生きていて、バカが闊歩するテレビ界を見たら、どう言うだろうか。

あまりにひどすぎて、無言かもしれないなあ。



| | 考えたこと | 00:30 | comments(2) | trackbacks(0) |