考えたこと2

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世代交代
年をとると、だんだんと世代というものを意識するようになる。

ぼくらの世代、という言葉をよく使う。
そう意識はしていなかったが、ここ数年でだんだんと使うことが多くなった。
話していても、話題によって意識することが多い。
特に若い人と話していると、それを意識させられる。

何かを説明するときに、単に個人の話ではなく、時代背景が必要になってくることが増えた。
一昨日書いたが、時代の変化はどんどん早くなってきている。
縄文時代が何十万年続いたのかはわからないが、その間の文明の進み方は本当にゆっくりだったと思う。
それがだんだんと早くなった。

今や地球の反対側で起こったことでも、翌日にはわかる。
インターネットではリアルタイムでわかったりする。
情報の流通量は、縄文時代と比べると無限大と言ってもいいだろう。
江戸時代と比べても、印刷技術、電信、電話、その国際化、通信技術などが発達し、何千万倍という状況だろう。
何せ、東京で起こったことが大阪に伝わるのに、飛脚という手段しかなかったのだから。

今の変化のスピードは人類が経験したことがないものだろう。
アナログがデジタルになったのが大きい。

話がそれたが、だから、ぼくらの時代に常識だったものが、もう若い世代には常識ではないということが起こる。
長らく、そんなことは起こらなかった。
変化がゆっくりだったからだ。

ぼくらが死ぬ頃には、10代の人は本当にびっくりするような人になっているだろう。

和式トイレはほとんど通じない。
おじいちゃんが若いころはなあ…、と言わないといけない。
電話は個人のものになるだろう。
レコードプレーヤーは骨董品になる。
VHS、8mmビデオ再生機など、影も形もない。

そんな時代になって、何かを伝えることができるだろうか。
昔を懐かしんでいても仕方ないが、時代の変化(あえて進歩とはいわない)にしたがって、良いものが消えていくこともあるだろう。
それをどう伝えていくか…。

よけいなおせっかいかもしれない。

そんなものは、伝えることはできないし、伝える価値もないのかもしれないなあ。

それが時代に適応する、ということか。



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