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2011.08.19 Friday
高校野球
もうすぐ高校野球が終わる。
今日聞いていたら、青森の選手の勝利インタビューは関西弁だった。 出場する学校名を見ていると、けっこう新しい学校が多いのに驚いた。 同じ学校でも、名前が変わったところもある。 数年前にいろいろと問題になった、選手集めの方法はどうなったんだろうか。 どこかの県の代表は、ほとんど他県出身だったというような事だったと思う。 また、そういう選手は学費免除で、寮にもタダで入れてくれるということもあった。 野球留学ということが行われている。 高校側は甲子園に出て、校名を宣伝したいというインセンティブが、球児側には甲子園に出られるかもしれない、というインセンティブが働く。 双方の利益が一致するという構図。 都市部では、高校野球で有名な高校に入っても、そんなところでは補欠になってしまうという選手は、地方に行く。 地方に行けば、レギュラーになれるということだ。 学費免除もついてくれば、ありがたい。 だから、沖縄の高校の選手が、ほとんど関西ということもあり得る。 そのせいで強くなったとも言えるのだ。 これは、高校野球の趣旨に反するというような意見もあったと思う。 学費免除はやりすぎだという意見もあったはず。 結局これらの意見はどうなったのだろう。 この事情は野球だけではない。 サッカーでも同じだろう。 プロにつながっているスポーツでは、こういうことが起こりやすい、というか、それが宿命だ。 一校あたり、何人までとか、免除は不公平だとか、そんな意見が出ていたはずだ。 でも、今年の高校野球を見ていると、それはどこにいったのか?という感じだ。 たしか、問題になったときは、自粛ムードがあったが、しばらくして主として受益者の(選手を誘致している)学校法人から、それでは成り立たないから緩くしてくれ、という話が出ていた。 その頃からマスコミの報道がなくなって、結局どうなったのかわからない。 ちゃんと決めたのなら、それは大々的には報道されなければならない。 どうなっているのだろう。 新聞社が絡んでいるから、報道を自粛したということはあるかもしれない。 高校野球を面白くするなら、選手の実力が均等になって、各地方の実力を一緒にする方がよいだろう。 少子化で子供が減っており、サッカーなどの他のスポーツにおされて野球人口は減っているのだ。 だから、外人部隊を入れないと地方は苦しいということなのだろう。 それならそれでかまわないではないか。 高校野球の精神とやらを変えればいい。 野球留学でも何でもありだ。 金を持っていると強い、という原理。 金にあかして、スカウトでも学費免除でも何でもやればいいのだ。 高校野球だから、球児は純真で、出身地の代表として頑張っている、というのはもう要らない。 それならそれでかまわない。 隠してやるのはやめてほしい。 選手の出身中学とその府県を出せば済むことだ。 そうすれば、そんなに恥ずかしいこともできないだろう。 今のように建前と本音のダブルスタンダードを持つことが一番いけない。 資本主義の社会なのだ。 強いものが勝つ。 それをどこまで社会が認めるか、オープンにしてやったらいい。 隠すのは一番やってはいけないことだ。 朝日、毎日は何をやっているのか…。 |
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