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2011.08.21 Sunday
何かヘンだ
こどもが24時間テレビを見ていた。
これは愛は地球を救う、ということで、代々チャリティをテーマにしている。 今年は東北の震災があったから、余計に盛り上がる。 フジは27時間テレビを地デジ化の日にやっていたが、こちらはお笑いがテーマだった。 寛平が最初だったのか、どちらもマラソンをやるのが恒例。 番組開始と同時にスタートし、終了の時にうまくスタジオでゴールインできれば、ラッキーというやつ。 沿道に応援に出ている人も多い。 夜中も走り続けるので、体力がないと難しい。 今日は徳光が70歳で走っていた、というか歩いていた。 さすがに番組中に心臓発作でも起こされたら困るので、スタッフが回りにたくさんついている。 そこまでして、そうするか、と思う。 休憩所も用意して、医師やマッサージ師も待機して、それで完走。 24時間テレビは、これでもか、これでもかと感動を要求する作りになっている。 語弊を恐れずにいえば、作り手と司会者が必死で感動を押し売りする、という言い方になる。 やっている方は、自然にやっているのだろうが…。 もちろん悪気はないのだろうが、生来のひねくれ者のぼくは何かヘンだと思う。 こんなにつらいことがある。 こんなに悲しいことがある。 こんなに頑張っている人がいる…。 それらの人々の身に起こったことは、本当に悲惨なことだ。 でも、それを簡単にわかることはできない。 というか、そもそもわかることはできないのだと思う。 だから、そんなに簡単にわかった気になってはいけない。 西洋なら、きっと神を間に立てるのだと思う。 だから、何となく番組制作者が不遜な気がする。 それをはっきりと言うことはできない。 こんなことを書くと非難轟々かもしれないが、それでも違和感がある。 |
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