考えたこと2

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袖すり合うも他生の縁
日本には仏教由来の考え方やことわざがある。

キリスト教は死んだら天国に行くという宗教だが、日本人は「なんとなく生まれ変わる」と考える信者が多いのだと思う。
なんとなく、というのは明確にそう思っているのではないが、そういう考えもある、という程度だ。

江戸時代にはそう思っている人が多かったらしい。
だから、来世で豊かになりたいから、今世は貧乏でもいいなどと思えた。
まあ、現状肯定するにはいい考え方だ。

難しい言い方では「輪廻」という。
これは仏教の根本思想の一つらしい。
ネットで引くと、「人は生前の行い(業・カルマ)によって、地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天上の「六道」を生まれ変わり死に変わりするという考え方」と出てきた。

要は今世の行いが来世を決めるというような考え方。
悪いことをすれば、生まれ変わったときには畜生になる、とかいう言葉は聞いたことがある。

今世では他人でも、前世では関わりのある人だったりもする。
だから、「袖すり合うも他生の縁」ということわざがある。

この意味は、知らない人と道で袖が触れ合うような些細な出来事も、前世からの深い宿縁によるものである、ということだ。
つまり、偶然の出会いや関わりは一つもなく、すべての出会いを大切にすべきという温かい人間関係の心得を表すことわざ、ということになっている。

そんなふうに考えると、世の中には純粋な他人などいないことになる。

なかなかいい考え方だ。

科学の進歩は宗教の大部分を駆逐したが、残しておいたほうがいいものもある。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
バブル時代の言葉
ラジオドラマを聞いていたら、こんなセリフがあった。
男性が女性に騙されているシーンだ。

女:「エッチ」のあとに「アイ」がくる。アルファベットの話です。
男:ジー、エイチ、アイか。
女:私の同僚がよく言うんです。今まではそれを軽薄だなあって、ちょっと小馬鹿にしてました。
  でも今日はアルファベット順でもいいかな、って。
男:いや、でもぼくたち日本人ですから、日本語は「あい」から始まりますよ。
女:でも、昔の人は「いろ」から始まりません?

こんなやり取りを初めて聞いた。
AI検索で調べてみると、

「「エッチ(H)のあとにアイ(I)が来る」という言葉遊び(Hの次はI)は、明確に「いつから」と断定できる文献的な記録はありませんが、アルファベットの順序(H, I, J...)を利用したダジャレとして、1980年代から1990年代にかけてのバブル期や、その後の恋愛至上主義的な文化の中で広まった可能性が高いと考えられています。」

ということだ。

80年代から90年代にかけては、ちょうど仕事が忙しい時期で、テレビなどほとんど見なかった。
毎晩遅くまで仕事していたからなあ。
たしかに、当時はトレンディドラマが流行っていた。
不倫という言葉も90年以降に一般的になった、ということだ。

この言葉遊び、わりとよくできた話だと思う。
GHI、あいうえお、いろはにほへとという文字の並びをうまく使っている。

こういうところが、日本語の面白さだと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:13 | comments(0) | trackbacks(0) |