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2026.02.18 Wednesday
無責任な高校教育改革
また中教審、文科省が高校教育改革のグランドデザインとやらを発表した。
なんでも、普通科高校の理系教育の拡充を支援して理系生徒を増やし、普通化生徒の分離割合を2040年までに半々にするとのこと。 人工知能(AI)やデジタル、ロボットといった先端技術を駆使し、産業や社会の活性化に貢献できる人材の育成を目指すという。 今回の改革には外部人材の活用なども入っているらしいが、肝心の先生をどう育成するのか、というところは記事には全く見当たらない。 教育関係の記事はいつもそうだ。 小学校で英語を教えるというときも、プログラミングを教えるというときも、大事なのは教える方をまず教えることだと思う。 ぼくは10年間大学で勤め、学校の価値はきれいなキャンパスでも、整った設備でも、学部名でも、カリキュラムでもなく、熱心な先生にあるとわかった。 新しいものを立ち上げる時には、それができる先生を用意しないといけない。 それができないのなら、育てないといけないのは当然だ。 今まで文科省も中教審も、この10数年一度も言っていない。 文系の私学が増えて、教員養成が社会科目に偏り、それで地歴、公民、経済などの科目を増やした。 そんなに細かくする必要もないのに、教員の都合でやったのだろう。 今はだいぶもとに戻ったようだが、教える方の基礎知識がちゃんとあるのかが疑問だ。 何かを教えるときは、教える人をまず育てる。 そんな簡単なことがわからないのか、それとも無理だから黙っているのか…。 高校の数学の教師など、足りないのではないかと思う。 おまけに、外国籍の生徒が増えているから、そういう学校ではまともに学べるかも疑問だ。 「理系を5割にする」という題目の前に、教員養成課程で「理系の面白さを語れる先生を育てる」ということこそが、本来やるべきことだと思う。 日本の教育は本気で考え直さないといけないぞ。 |
