考えたこと2

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スローライフ
スローライフという言葉、時々聞くが詳しい意味はどうなのか調べてみた。

「時間に追われずに、余裕をもって人生を楽しもうという概念、あるいはこの概念に沿った生活様式をさす。slow lifeは和製英語。仕事に明け暮れ、車や飛行機での移動で時間を節約し、食事さえもファーストフードですまそうという大量生産・大量消費社会やモータリゼーション社会への反省から生まれた考え方。環境問題と関連づけて論じられることが多く、興味をもつ人々の増加とバブル経済崩壊後の低成長時代の気運とも相まって、スローライフ概念を販売や広告戦略に取り入れる企業が相次いでいる。」

対して、ファストライフを調べると、こんなに短い。

「効率やスピードを最優先する生活。⇔スローライフ。」

要するに、スローライフの反対ということになる。

なぜスローライフという言葉を思い出したかというと、今朝のコンビニのレジで働いている、おそらくぼくよりも高齢のおじさんを見たからだ。

レジで並んでいたら、ぼくの前の若い人がチキンか何かを頼んで、その準備に手間がかかってかなり待たされた。
これが高齢化社会ということだと思う。
コンビニのレジなどの仕事にも高齢者が進出する。

コンビニのレジはやれることが多く、操作も大変なのだろう。
宅配便の出荷や入荷、公共料金の支払いに加えて、スマホ決済への対応など、大変なことに加えてその場で温めたり、おでんやチキン、コーヒーなどの販売もある。
おじさんも大変だろうと思って、見ていた。

高齢化社会は「スローライフ」なのだとその時に思ったのだ。
そんなに効率的に早く出来ない高齢者も働かないと、人が足りない。
みんなスローを許容しよう、という社会。
本来のスローライフとは違う意味だが、こちらの方がしっくり来る。

だいたい、「時間に追われずに、余裕をもって人生を楽しもう」とするために、時間を生み出さないといけない。
そのためには効率的に、早くしたいこともある。
スローライフなどと言っている人は、もともと余裕がある人なのだ。
大多数の人間には時間は限られたもので、貴重な資産。
それを効率的に使いたいと思うと、「スローライフ」支持者から何となく非難めいた視線で見られる。
こちとら、「人生を楽しむ」ためにバタバタしているのだ。

「大量生産・大量消費社会」で日本は豊かになった。
日本中の道はアスファルトになり、車でどこにでも行けるようになった。
「モータリゼーション社会」の何が悪い。何が反省だ。

世の中、ついでで生きているような輩にとやかく言われたくない。

スローライフは、手早くやりたいけどできないことを許容する生き方、という定義にすべきだと思う。





| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:37 | comments(0) | trackbacks(0) |