考えたこと2

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画像生成AI
画像生成AIの領域もどんどん進んでいる。

デジタル広告の大手、サイバーエージェントが作ったAIの生成画像のサンプルがこれ
「渋谷の街頭にたたずむ女性」だそうだ。
これはもう実際の人間を撮ったとしか思えない。

テキストの生成は本物かどうか「考える」必要があるが、画像は見て感覚的にOKならもう使える。
これで打撃を受けるのは、写真を作る人たちだろう。
具体的には写真家やモデルなどだ。

そういう写真を売っているのが、ストックフォトサービスという業界。
すでにAI生成画像を投稿可能として受け付けているとのこと。
ガイドラインには、「AIが作った」という付加情報を登録するとのこと。
すでに、ぼくらが見ている広告の写真はAIが作ったものかもしれない。
今のところ、8400万点のストック素材のうちの0.01%らしい。

しかし、AIは寝ないし、文句も言わないから24時間学習したり、作り続けたりすることができる。
将棋もそうやって強くなった。
同じ道を辿りそうな気がする。

既得権を守るために、AIの学習素材を絞るという動きもある。
アメリカでは去年の1月、アーティストらが訴訟を起こした。
現在の日本ではAIの学習に既存の著作物を利用することは認められているが、それを制限するものらしい。
日本も著作権法をどうするのか、議論になるだろうなあ。

画像ソフトの大手アドビは、自社がライセンスを持っていたり、著作権が切れたパブリックドメインの画像のみを学習させたAIを売り出している。
これは性別や人種の多様性にも配慮しているという。
すでに英語版のPhotoshopのベータ版に搭載されているらしい。

しかし、ネット上の画像を対象にして学習したAIの方が賢いのは当然なので、アドビは制約なしに学習しているAIには負けていることも認めている。

写真家やモデルなど、一流以外の人たちは仕事がなくなる可能性が大きい。
ChatGPTのことをいろいろ書いてきたが、画像の方がリアルにインパクトがある。

今やスマホのアプリでも、人物の動く通りにアニメーションの人物が動いたりする時代。
どうなっていくのか、わからないが、リアルに仕事が減るのではないかと心配になる。
実際、AIアイドル(生成画像)の写真集も、もう販売されているらしい。

もちろん、悪意のハッカーはフェイク画像など作り放題だろう。

こちらも大変だ。

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