考えたこと2

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トヨタのEV対応
WSJの社説で「トヨタのEV対応、異端視され標的に」という記事があった。

社説の内容は、トヨタの株主総会で「カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)とニューヨーク市職員退職年金基金は、豊田氏の再任に反対票を投じたほか、議決権行使助言会社のグラス・ルイスも、株主がそうすることを推奨している」ということに対してのものだ。

有料記事なので引用は控えるが、ぼくもカーボンニュートラルだの、EVしか認めないだのという環境原理主義者たちは間違っていると思う。
彼らは自由な経済活動が嫌いなのだろう。
実質的に実現可能な目標を設定する気がないのだ。

アメリカの年金基金の責任者は、ピュアなEV化に慎重なトヨタが、地球温暖化に対して消極的だという理由で苛立っている。

豊田氏は「自動車業界のマジョリティーは黙っているが、EVを唯一の選択肢としても本当に大丈夫なのかと疑問に思っているが、それが口にできない」と昨年12月に主張したらしい。
また、連邦政府のゼロエミッション車の販売計画を達成しようとすると、EVの充電施設を2030年までに120万ヵ所の公共充電設備が必要になり、そのためには毎日約400ヵ所の充電設備の新設が必要だ、とも指摘した。

更に、バッテリー需要を満たすための鉱山の不足や、長距離を走れるEVのバッテリー1つでPHY6台、HV90台が生産できるという事実。
そして、HV90台によって、生涯削減温暖化ガスはEV1台の37倍だということだ。

これはEVを推進している気候変動対策推進の信奉者や、政府の要求の根底を崩すものだという。

記事はこう締めくくっている。

「EVに関して真実を語る豊田氏の姿勢は、支持に値する。そして、自動車業界リーダーの中で、そうした行動を取る勇気を持った人物が彼だけだというのは、恥ずべき状況だ。」

ぼくも本当にそう思う。

こないだようやく欧州で、VWが100%EV化に対して、e-fuelを使うことを条件に内燃機関も生き残るという決定を推進した。
リチウムやコバルトなどという鉱物資源に依存している限り、バッテリーだけを使う車は現実的ではない。
資源の調達ができないからだ。
電力の問題は原発で解決できるとしても、今の状態では充電時間もネックになる。
利便性を著しく損なう。

結局今のピュアEVは新しいもの好きの、金持ちのお遊び車なのだ。

もっとトヨタを応援しないといけない。



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