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2023.06.13 Tuesday
世界のYOASOBI
YOASOBIの話題が続く。
「アイドル」という曲が、6月10日付のビルーボード・グローバル・チャート(アメリカを除く)で首位を獲得したとのこと。 日本語楽曲史上初の1位らしい。 もちろん、日本でもビルボード・ジャパンで8週連続1位。 聞いてみたが、ラップあり、転調あり、テンポも早くてカラオケで歌う難易度がめちゃ高い。 それも狙いの一つだという。 難しい曲のほうが、たくさん聞いてもらえるということだろう。 おまけに英語版も出ている。 イクラは英語版でも上手に歌っている。 かなり英語の発音やラップのところなど練習したのだと思う。 Ayaseが歌を作る時に、「推しの子」というマンガをもとにした。 アニメの「推しの子」の主題歌になっている。 Youtubeの動画のアニメも効果が大きいのだろう。 海外に留学に行った学生に聞いても、とにかく日本といえばアニメだ。 昔は家電や自動車だったものが、今はアニメになっている。 アニメの力は本当に強い。 おおかたの日本人は気づいていないだろうが、このソフトパワーはすごい。 さらにすごいのは、この世界でのヒットはAyaseが狙って仕掛けたということだ。 彼が「今年は明確に明瞭に、勝ちにいく。」と宣言した後に発表された曲が、世界でヒットした。 世界のトレンドがヒップホップだから、ラップを入れたのだろう。 「アイドル」でYoutubeを検索すると、やまほど「歌ってみた」動画が出てきた。 そういう文化も取り入れているのだ。 ラッパーの文化は複雑で、日本ではなかなか理解されない。 でも。若いミュージシャンは、世界を意識して活動を始めているのかもしれない。 谷村新司の昴はアジアでのヒットだったが、若い世代のAyaseはもっと視野が広い。 世界レベルだ。 頼もしい限り。 「夜に駆ける」とは全く違った路線で成功した。 YOASOBIはもう世界を見ているのだろう。 |
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