考えたこと2

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配膳ロボット
こないだガストに配膳のロボットがいて、びっくりしたということを書いた
今日はその記事がネットで出ていた。
「なぜファミレスで「配膳ロボ」が急増しているのか」という記事

やはりガストが取り上げられている。
ガストの経営をしているすかいらーくグループは、この1年で7割の店舗に配膳ロボットを導入したという。
台数にして3000台、すごい数だ。
中国・深圳のPudu Robotics社製で、価格は309万円。
もちろん、ボリュームディスカウントや宣伝効果も考えて、定価で買っているわけではないと思うが、思い切った投資だ。

でも、明らかに働く人の数は減っている。
実際、キャッシュレス決済でセルフレジを使い、タブレットで注文すれば人間との接触はせずに済ませられる。
繁忙期は人も対応しているようだが、昼時を過ぎて暇になると、片付けだけ人がやっている。

切られたバイトもいただろう。
時給1000円として、一日のうち12時間はアルバイトを雇うとすると、一月で12000✕30日として、36万円。
2人で72万円。
その約4ヶ月分の給料でロボット1台が買える。

逆に言うと、人を減らしたから、この投資ができたということだ。
それでも、従業員の歩数は42%も減ったという。
1日1万歩は歩いていたらしいから、半減は大きい。
アルバイトも高齢化していて、すかいらーくでは上限75歳まで雇ってくれる。
負担を減らすのは、それにも効果があるのだろう。

ロボットは液晶の画面にネコ顔が描かれており、名前をつけている店舗もあるという。
たしか、近所のガストでもプリンとか名前がついていた。

記事によると「3カ所につけられたセンサーで、人やモノだけでなく、床に落ちたゴミといった小さい障害物すらも避ける。高性能な音声AIを組み込んであり、日本語、英語、中国語、韓国語、フランス語、スペイン語に対応している。かわいい顔しながら、スゴイロボットなのだ。」とある。

客の評判も良くて、導入した店舗では7.5%客数が増えているらしい。
失礼な客への対応も減って、客も従業員にもいい効果が出ているとのこと。

残念なのは、このロボットがMade in Japanでないことだ。
部品がどれくらい使われているか、わからないが、日本にも作る技術はあるはず。
ぜひ、対抗品を作ってほしい。

導入に際しては専門の人が来て、インストラクションをする。
決して人の代わりになるものではない、ということを強調するらしい。
常連の中には、スタッフとのコミュニケーションを楽しみに来る人もいるからだ。

日本中のファミレスや外食業界で配膳ロボットを見るようになる日も近いかもしれない。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:28 | comments(0) | trackbacks(0) |