考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2023 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
お駄賃で飛行機
就活生が受けるというので、ジェットスターという外資系のLCC(Low Cost Career)のサイトをチェックした。
会社概要を見ようと思って、一番下にスクロールしてみたら、ビデオがあったのでそれを見てみた。
内容は小学生の娘がお手伝いやおつかいをして、貯金箱に小銭を貯めるというもの。

どうも父親が単身赴任をしているようで、それに会いにいくというストーリー。
貯金箱に貯めたお金をぶちまけたら、100円、50円、10円が出てきた。
それを集めて、飛行機に乗るということだ。

どう見ても数千円なのに、どうして乗れるのかと思ってチケット代を見てびっくりした。
東京、沖縄は3000円台、札幌が5000円台。
土日は高くなるが、平日はそんな値段なのだ。

長いこと飛行機には乗っていなかったが、改めてLCCの安さに驚いた。
よく考えたら、最後に飛行機に乗ったのは、1999年だったか。
アメリカの出張だった。
当時は日本にはLCCなどなかったと思う。

知らぬ間に、そんなに安くなっていたのかと本当にびっくりした。
若い人たちはそういうのを使って、旅行しているのだ。
関空から成田が3480円。

国内なら、時間がかかっても2時間くらい。
それくらいなら、少々狭くても、サービスがなくても、安いほうがいい。
これなら、お駄賃を貯めて飛行機に乗るということも十分可能だ。

ビデオではお父さんと会えた娘がお土産を渡す場面で終わっていた。

なかなかいいビデオだったが、この価格破壊は恐ろしい。
個人客はJALやANAには乗らないだろう。

それでなくても、ジェット機は環境原理主義者からCO2を巻き散らかすと言われ、オンラインの会議システムの普及で出張は減り、航空業界は大変だ。

ぼくはもう一生飛行機には乗らないと思うが‥。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
新しい冷戦
Wall Street Journal(WSJ)にアメリカのシンクタンクのSeth Cropseyという人が寄稿している。
「対中戦争に備えて米国ができること」という題だ。

ロシアがウクライナに侵攻して、また冷戦が始まった。
第二次大戦の終戦後、ソ連対アメリカが冷戦の構図だった。
しかし、今回の東側の主役は中国だという記事だ。

それによると、アメリカは中国との戦争に対して準備ができていないという。
中国は、少なくともアジア地域からアメリカが手を引くように求めているらしい。
その第一歩が、台湾の占領だ。

中国は歴史に学んでいるという。
それはソ連が自国の軍事力が米国の軍事力を超えるまで待てなかったということだ。
西側諸国が1980年代に大規模な軍事増強を行ったこともあり、それまでソ連が持っていた軍事力の意味がなくなった。

しかし、中国はそれを学んで軍事力を着々と増強している。
早ければ2025年にも台湾が攻撃されるという事態を想定すべき、ということだ。

現状の問題は、大規模な戦争を支える兵站力。
記事によると、

「真の問題は、米政府が冷戦後に下した国防産業の基盤を「合理化」するという決定から生じている。この合理化によって、健全なエコシステムを形成していた防衛産業のメーカーの数は一握りにまで減ってしまった。これら企業は、経営効率の面では、それ以前の企業よりはるかに優れているが、迅速に結果を出すことができなくなっている。インド太平洋地域で必要となる超音速兵器、巡航・弾道ミサイル、短距離の対艦兵器などの生産を拡大できなければ、米国は台湾をめぐる戦争に数週間で敗北するだろう。」

ぼくらが戦後70年間享受してきた平和は、意外と脆いものなのかもしれない。
本当にあと2年で台湾侵攻があるのだろうか。

その時に、日米同盟は機能するのだろうか。
その準備をするためには、今の日本の政治で何とかなるのだろうか。

相変わらずわけのわからないスキャンダルで混乱する国会を見ていると、絶望的な気持ちになる。
立憲民主党の議員が、憲法審査会はサルがやってる、などと口走ったという。
それを報道した報道機関に、法的措置を取るなどとまた口走って、もうバカバカしい状況。
マスコミも、立憲民主党も、もういい加減にしてほしい。

新しい冷戦の時代に入って、日本は気楽なことは言っていられないのだと思う。

そんな危機感が全く感じられないのは、どういうことなんだろう。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
ぺんてるケリー
ぺんてるのケリーというシャープペンがある。
シャープペンなのに、キャップ式。
キャップを外して、反対側につけて、ノックできるようになっている。

今日、会社の先輩と話をしていて、メモを取るために使うのを見て初めて知った。
それまでキャップが付いたシャープペンなど見たことがなかったので、てっきりボールペンかと思っていた。
珍しかったので、なぜそれを持っているのかと聞くと、普通のシャープペンを使っていて、芯の方を間違ってノックして痛い目を見たからだという。

なるほど、と思ったもののそんなことをする人がいるのかとビックリ。
会社時代、自分を入れて3人が愛用していた、ということを聞いた。
コアなファンがいるらしい。

調べると、シャープペンにしては珍しく、1971年に発売されて以来のロングセラー。
今年で52年経つ。
こんな製品があったかと新発見。

普通、ノック式のシャープペンはペン先が見えているから、向きは間違わないと思う。
ペン先の保護ということで、キャップ式のシャープペンはありだとは思うが、使う時にキャップを取らないと使えないという不便さもある。
ペン先が乾くとだめだということで、ボールペンや万年筆ならわかるのだが…。

おそらく、世界でも珍しいシャープペンだと思う。

先輩は同じものを3本持っているという。

人それぞれ、使う道具には特徴があると、改めてびっくりした。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:16 | comments(0) | trackbacks(0) |