考えたこと2

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ダークモード
めったにマイクロソフトオフィスは使わなくなったが、最近のオフィスにはダークモードというのがある。
黒い画面に白い文字を打つ、というモードだ。

聞けばグーグルクロームにもあるらしいが、どうやったら使えるのかわからない。
普通にクロームのアプリで黒い画面を選んでも、文字を入れるところは白のままだ。
タブやウィンドウは黒くなるのだが…。

黒い画面に白い文字というのは、あまり見ない。
でも、ちょっと使ってみると、目に優しいという気もする。
白い画面に黒い文字というのは、紙ならいいがスクリーンだと光を浴びている感じになる。
背景が黒で、文字が白というのは、なんとなく目に優しい。

画面が黒というのも、なかなかいいものだ。
落ち着いて見える。

ダークモードのメリットは、目に優しいということと、バッテリーの節約にもなるということらしい。
Youtubeにもダークモードというのがあり、これにするとバッテリーの持ちがよくなるとのこと。
ただ、普通の画面でダークモードというのはどういうことなんだろうか。
調べてみると、液晶ではなく、有機ELディスプレイなら、黒は全く光らないので電力を節約できるということだ。
液晶は変わらないということなので、ぼくの機種は関係ない。

ダークモードに適したフォントというのもあるだろう。
ぼくは画面の文字はだいたいゴシック系にしているが、これだと見やすいと思う。
逆に明朝体などのフォントは細くて見にくい。

最近は駅などでもデジタルサイネージというやつが置いてあるが、あれは目を引く。
光っているからだ。
同じポスターでも、光っていると全然違う。
あれは目立つためのものだろうが、読ませるためのものなら、黒地に白文字というのもアリだと思う。

ブラウザのクロームでもそのうちサポートされそうだ。

出来るようになったら、試してみよう。




| | 考えたこと | 20:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
辛い鎮痛剤
インドネシアに出張したときに、昼食のレストランできれいな緑のシシトウ状の物が出て、それをまるまる1個食べたら、夕食時も味がわからなかったほど辛かった。
あとで聞くと、細かく切ってちょっとだけ香辛料に使うということだった。
あれはぼくが今まで食べた中で一番辛いものだ。

以前スコヴィル値について書いたが、これは辛さを表す単位。
最も辛いハバネロが30万スコヴィル程度らしい。

しかし、世界一はもっと上。
モロッコのサボテンに似たハッカクキリンという植物の成分に、レシニフェラトキシンというのがあるらしい。
そのスコヴィル値はなんと160億という。
もちろん、これは猛毒になる。
動物が間違って食べると、無事では済まない。

ただ、このレシニフェラトキシンは有望な鎮痛剤になるという記事があった。
エライもので、これだけ辛いと関節痛の痛みを伝える神経末端が破壊されるという。
このレシニフェラトキシンは、痛覚神経に特化して働きかける。
だから、他の神経は無事ということだ。

記事によると、アメリカの国立衛生研究所(NIH)はこのレシニフェラトキシンを末期がんの痛みを緩和するのに応用することを研究しているという。

多くの薬効成分は植物から採れる。
植物はそういうものの宝庫なのかもしれない。
まだ見つかっていないものも、きっとたくさんあると思う。

以前は植物学などという学問は、植物を分類して系統立てるだけのもの、と思っていた。
失礼にも、そこにどんな意味があるのかとさえ思っていたのだ。
でも、こういう地道な学問が、21世紀の製薬を助けることもあるのだろう。

生物は不思議だ。
植物が、人体に影響する成分をどれだけ含んでいるかも未知の領域。
人間は宇宙のことも知らないが、地球のことも知らない。
人間が解明したことなど、微々たるものなのだろう。

そう考えると、基礎研究は大事だ。
しかし、もっと大事なのは、基礎研究をやっている人たちが、それを説明することだと思う。
「こんな夢がある」とか「こんな発見ができるはず」とかいうことだ。
単に、基礎研究は大事だというだけで、研究費は出ない。

大事というだけではなく、もっと夢を語ってほしいと思う。



| | 考えたこと | 00:09 | comments(0) | trackbacks(0) |