考えたこと2

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ヒートアイランド
夏の暑さがどんどんひどくなっているように思う。

暑くなるとエアコンの使用が増え、その排熱でまた気温が上がり、そうするとまたエアコンの使用が増え…、という悪循環。
時々エアコンの室外機のそばを通ることがあるが、あの廃熱はすごい。
エアコンが密集している都市が暑いのは、このヒートアイランドの効果も大きい。

今朝のワールドニュースでシンガポールの取り組みをやっていた。
やっていたのは、マレーシアの伝統的な住宅設計。
風通しを良くして、部屋を涼しくする、というもの。
その伝統の知恵を生かして、家を涼しくリフォームした事例を紹介していた。
日本は夏だけだが、シンガポールは熱帯に近いから暑い期間が長い。
だから、こういう取り組みをやるのだろう。

気温というのはエネルギーだから、どこかの温度を下げたら、どこかの温度は上がる。
それがエネルギー保存の法則。
エアコンというのは熱の交換をやっているだけだから、熱を下げるだけ、ということはできない。
どこかを下げたら、どこかの温度は上がる。
それがエネルギー保存の法則。
夏の冷房で出た廃熱を、冬の暖房の時まで取っておけるような仕組みができたら、間違いなくノーベル賞だと思うが…。

今朝は涼しかったので朝はエアコンを使わずに済んだ。
みんなが使わないと、廃熱も少なく、暑くならない。

雨が降ったら、それが気化する時に熱を気化エネルギーに変えるから、涼しくなるはずなのだが、一方で湿度が上がりジメジメする。
これがまたうっとうしい。
最近は「不快指数」というのを言わなくなったが、あれは湿度が高くて蒸し暑いと高くなる。
なんで言わなくなったのだろう?

Webで検索すると、今は温暖化でいつも「不快」になったから、出す意味がなくなったとのこと。
やっぱり夏は過ごしにくくなっているのだ。

昔の夏は暑かったと思うが、それでも、エアコンは使わず扇風機を使っていた。
小学校の頃だ。
当時はまだまだエアコンは贅沢品で、一部屋に一台というものではなかった。

あの頃と比べたら、格段に暑くなった。
夏休みも外で遊んだりしていた。
蝉取りをしたり、広っぱ(今はなくなった)で野球をしたり…。

まだ日本の高度成長の前だ。
もちろん、ヒートアイランドという言葉もなかった。

思えば、いい時代だった。
次の世代の子どもたちは、自分が年をとってどう思うのだろうか…。



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