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2019.08.26 Monday
ヒートアイランド
夏の暑さがどんどんひどくなっているように思う。
暑くなるとエアコンの使用が増え、その排熱でまた気温が上がり、そうするとまたエアコンの使用が増え…、という悪循環。 時々エアコンの室外機のそばを通ることがあるが、あの廃熱はすごい。 エアコンが密集している都市が暑いのは、このヒートアイランドの効果も大きい。 今朝のワールドニュースでシンガポールの取り組みをやっていた。 やっていたのは、マレーシアの伝統的な住宅設計。 風通しを良くして、部屋を涼しくする、というもの。 その伝統の知恵を生かして、家を涼しくリフォームした事例を紹介していた。 日本は夏だけだが、シンガポールは熱帯に近いから暑い期間が長い。 だから、こういう取り組みをやるのだろう。 気温というのはエネルギーだから、どこかの温度を下げたら、どこかの温度は上がる。 それがエネルギー保存の法則。 エアコンというのは熱の交換をやっているだけだから、熱を下げるだけ、ということはできない。 どこかを下げたら、どこかの温度は上がる。 それがエネルギー保存の法則。 夏の冷房で出た廃熱を、冬の暖房の時まで取っておけるような仕組みができたら、間違いなくノーベル賞だと思うが…。 今朝は涼しかったので朝はエアコンを使わずに済んだ。 みんなが使わないと、廃熱も少なく、暑くならない。 雨が降ったら、それが気化する時に熱を気化エネルギーに変えるから、涼しくなるはずなのだが、一方で湿度が上がりジメジメする。 これがまたうっとうしい。 最近は「不快指数」というのを言わなくなったが、あれは湿度が高くて蒸し暑いと高くなる。 なんで言わなくなったのだろう? Webで検索すると、今は温暖化でいつも「不快」になったから、出す意味がなくなったとのこと。 やっぱり夏は過ごしにくくなっているのだ。 昔の夏は暑かったと思うが、それでも、エアコンは使わず扇風機を使っていた。 小学校の頃だ。 当時はまだまだエアコンは贅沢品で、一部屋に一台というものではなかった。 あの頃と比べたら、格段に暑くなった。 夏休みも外で遊んだりしていた。 蝉取りをしたり、広っぱ(今はなくなった)で野球をしたり…。 まだ日本の高度成長の前だ。 もちろん、ヒートアイランドという言葉もなかった。 思えば、いい時代だった。 次の世代の子どもたちは、自分が年をとってどう思うのだろうか…。 |
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