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2015.08.27 Thursday
マイクロ水力発電
ぼくらが小学校のころ、水力発電というと結構メインの電力だったと思う。
雨が多く、山が多い日本は、水力発電に適しているというような説明だった。 でも、ダムが自然破壊するというようなことで、火力発電に取って代わられた。 しかし、新しい形の水力発電が出てきた。 浄水場の水路を利用した、超小型の水力発電である。 日経の記事によると、作ったのはダイキン工業。 エアコンの技術を利用したとのこと。 インバーター制御の技術や、室外機のファンの設計技術を転用している。 これがマイクロ水力発電。 こういう細々したのは、日本は得意だ。 今まで小水力発電のネックだったのは、水に入っている落ち葉。 それが浄水場なら、水の中のゴミはなくなっているからちょうどいい。 今回福島の浄水場に設置して、実証実験をするということだ。 120軒の世帯に電気の供給が可能という。 ダイキンでは外販を考えているとのこと。 こういうのは、いいアイデアだと思う。 小規模の発電をいろんな所でやる。 電力の地域での自給自足だ。 工場用の電気は別として、オフィスや一般家庭の電力をできるだけ自給自足すれば、発電量は少なくてすむ。 大きな発電所を作らないで、自給自足するというのは、却って非効率になるんだろうか? 太陽光のメガソーラーなどはムダだと思うが、自分が使う電気を自分のところで…ということなら、ありだと思うのだが…。 当然、蓄電の技術が出来ないと、太陽光などはシンドイだろう。 夜は発電しないからなあ。 この、マイクロ水力発電も、どんどん増やせばいい。 エコにもなる。 こういう技術やアイデアがどんどん出てくれば、電気が足りなくなることはない。 将来、クルマが全部電気自動車になっても、なんとかなるかもしれない。 知恵の力が必要だ。 |
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