考えたこと2

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マイクロ水力発電
ぼくらが小学校のころ、水力発電というと結構メインの電力だったと思う。
雨が多く、山が多い日本は、水力発電に適しているというような説明だった。
でも、ダムが自然破壊するというようなことで、火力発電に取って代わられた。

しかし、新しい形の水力発電が出てきた。
浄水場の水路を利用した、超小型の水力発電である。
日経の記事によると、作ったのはダイキン工業。
エアコンの技術を利用したとのこと。
インバーター制御の技術や、室外機のファンの設計技術を転用している。
これがマイクロ水力発電。

こういう細々したのは、日本は得意だ。
今まで小水力発電のネックだったのは、水に入っている落ち葉。
それが浄水場なら、水の中のゴミはなくなっているからちょうどいい。
今回福島の浄水場に設置して、実証実験をするということだ。
120軒の世帯に電気の供給が可能という。

ダイキンでは外販を考えているとのこと。

こういうのは、いいアイデアだと思う。
小規模の発電をいろんな所でやる。
電力の地域での自給自足だ。

工場用の電気は別として、オフィスや一般家庭の電力をできるだけ自給自足すれば、発電量は少なくてすむ。
大きな発電所を作らないで、自給自足するというのは、却って非効率になるんだろうか?
太陽光のメガソーラーなどはムダだと思うが、自分が使う電気を自分のところで…ということなら、ありだと思うのだが…。
当然、蓄電の技術が出来ないと、太陽光などはシンドイだろう。
夜は発電しないからなあ。

この、マイクロ水力発電も、どんどん増やせばいい。
エコにもなる。

こういう技術やアイデアがどんどん出てくれば、電気が足りなくなることはない。

将来、クルマが全部電気自動車になっても、なんとかなるかもしれない。

知恵の力が必要だ。

| | 考えたこと | 23:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
モーレツ企業戦士
「モーレツ企業戦士」この言葉も死語になりつつある。

昭和45年に、TVCMで「モーレツからビューティフルへ」というコピーが流行った。
流行ったのは、まだみんなモーレツに働いていたからだろう。
モーレツに働くことが、ビューティフルではない、ということの呼びかけだったのかもしれない。

その後、40年経って、コンプライアンスがうるさくなり、実際モーレツ企業戦士というのは成り立たなくなりつつある。
会社にいたら、本当に帰れと言われる時代。

ぼくがまだ会社にいた2000年当時は、組合の見回りがあったが、それでもその後まで残っていても何も言われなかった。
もちろん、残業はつかなかったが…。

世の中様変わりしたと思う。
本当にそれでいいのか、という記事を読んだ。
その記事にも1980年代は企業戦士が美徳だったと書いてある。

ぼくが会社時代に働いたのは、口ではシンドイと言っても、仕事をやっていて楽しかったからかもしれない。
実際、追い詰められてやる仕事もあったが、そうでない仕事もあった。
まあ、やらないと仕方がない場面がほとんどだったが、真剣にやろうとすると遅くまでかかるということも多かった。
誰かがやって、出来上がりをチェックするために残るということもあったなあ。

バブルの終わりの頃は、連日終電以降だった。
残業代も出ないのに、タクシーで帰ることもザラだった。
毎日睡眠5時間くらいで、会社に15時間くらいはいたなあ。
懐かしい。
惰性になっていたし、本当に効率的だったかと言われると、たしかに疑問だ。
でも、結局は仕事をやりたかったのだろう。
今となってはそうとしか思えない。
自己満足と言われても仕方なかったと思う。

それでも、それだけ仕事ができたということは、今から思えば幸せなことだと思う。
過去は美化されるからなあ。

今はそういうこともできなくなった。
できるのは、経営者だけらしい。

自分がそれだけ働けた過去を持つのを、よかったと思っておこう。

自己満足だったかもしれないが…。


| | 考えたこと | 00:42 | comments(0) | trackbacks(0) |