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2015.08.29 Saturday
不登校
朝のNHKで不登校のことをやっていた。
どれくらいいるのか、調べてみると、平成26年度で小学校の不登校率が0.39%、255人に1人の割合で、中学校が2.76%で36人に1人という結果。 中学校の36人に1人というのは、スゴイ数字だ。 全部で8万人ほどが不登校。クラスに1人は確実にいるということになる。 番組ではスクール・ソーシャル・ワーカーの導入のことや、学校以外の居場所のことなどをやっていた。 しかし、スクール・カウンセラーはどこへいったのか。 役に立たないから、スクール・ソーシャル・ワーカーが出てきただろうか。 さすがに文科省も自分のところが作った資格に見切りをつけて、厚労省の方にすがったんだろう。 今日はカウンセラーは全く出てこなかった。 また、フリースクールや学校以外の居場所を紹介したり、認可したりということも必要だという感じで話していた。 社会がこの数十年間で変わり、子どもといえども早くから個人として扱われるようになり、ここ20年は景気が悪化し、インターネットの発達、携帯情報端末の発達で情報化が進み、「世界に一つだけの花」的な教育の影響で社会化が妨げられ、子供が住みにくい世の中になっているのかもしれない。 でも、今日の議論でも今の学校の先生の話はほとんど出なかった。 パネラーたちはみんな「先生はソーシャルワークなど出来ない」のが当たり前、そして日本の先生は忙しい、ということを当然のように言っていた。 先生が忙しいのなら、負担を減らすべく事務の職員を入れるべきだし、クラブ活動などを外注すればいいと思う。 また、ソーシャルワークというのは社会での活動ということだと思うが、それが出来ないのが当たり前の先生ばかりでいいのだろうか。 学校というのは、社会に出る前の子供が社会に出る準備をする場でもある。 そこで子どもたちをソーシャライズするのは、教育の役目のひとつだと思う。 確かに中学生というのは難しい年代だと思うが…。 そういえば、教員養成課程に、ソーシャルワークを学ぶのを入れるべきだ、ということも言っていた。 そんなことをしなくても、社会に出てから先生になったらいいのだと思う。 学校という特殊な職場しか知らなければ、ソーシャルワークなど出来ないのかもしれない。 だから、いったん社会に出て働いた経験を持って、先生になればいい。 そういうことも考えるべきだ。 もちろん、社会に出た経験のある人を、学校事務として雇うのもいいと思う。 そういう視点がなければ、いつまで経っても良くならないのではないか。 |
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