考えたこと2

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不登校
朝のNHKで不登校のことをやっていた。
どれくらいいるのか、調べてみると、平成26年度で小学校の不登校率が0.39%、255人に1人の割合で、中学校が2.76%で36人に1人という結果。

中学校の36人に1人というのは、スゴイ数字だ。
全部で8万人ほどが不登校。クラスに1人は確実にいるということになる。

番組ではスクール・ソーシャル・ワーカーの導入のことや、学校以外の居場所のことなどをやっていた。
しかし、スクール・カウンセラーはどこへいったのか。
役に立たないから、スクール・ソーシャル・ワーカーが出てきただろうか。
さすがに文科省も自分のところが作った資格に見切りをつけて、厚労省の方にすがったんだろう。
今日はカウンセラーは全く出てこなかった。

また、フリースクールや学校以外の居場所を紹介したり、認可したりということも必要だという感じで話していた。

社会がこの数十年間で変わり、子どもといえども早くから個人として扱われるようになり、ここ20年は景気が悪化し、インターネットの発達、携帯情報端末の発達で情報化が進み、「世界に一つだけの花」的な教育の影響で社会化が妨げられ、子供が住みにくい世の中になっているのかもしれない。

でも、今日の議論でも今の学校の先生の話はほとんど出なかった。
パネラーたちはみんな「先生はソーシャルワークなど出来ない」のが当たり前、そして日本の先生は忙しい、ということを当然のように言っていた。

先生が忙しいのなら、負担を減らすべく事務の職員を入れるべきだし、クラブ活動などを外注すればいいと思う。

また、ソーシャルワークというのは社会での活動ということだと思うが、それが出来ないのが当たり前の先生ばかりでいいのだろうか。
学校というのは、社会に出る前の子供が社会に出る準備をする場でもある。
そこで子どもたちをソーシャライズするのは、教育の役目のひとつだと思う。
確かに中学生というのは難しい年代だと思うが…。

そういえば、教員養成課程に、ソーシャルワークを学ぶのを入れるべきだ、ということも言っていた。

そんなことをしなくても、社会に出てから先生になったらいいのだと思う。
学校という特殊な職場しか知らなければ、ソーシャルワークなど出来ないのかもしれない。
だから、いったん社会に出て働いた経験を持って、先生になればいい。
そういうことも考えるべきだ。

もちろん、社会に出た経験のある人を、学校事務として雇うのもいいと思う。

そういう視点がなければ、いつまで経っても良くならないのではないか。

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