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2015.08.12 Wednesday
フィルムカメラ
部屋の片付けをしていて、フィルムカメラが出てきた。
義理の父が使っていたものがキャノンのイオスとAE-1。 ぼくが使っていたものがミノルタのSR-T101。 どれも、数十年前に売れた機種だ。 広角の交換レンズとストロボも出てきた。 近所のカメラ屋に持っていったら、店のおっちゃんが出てきた。 その店はインターネットで中古のカメラを通販している。 おっちゃん曰く、フィルムがもう作られなくなるので、ぼちぼちもう終わりかなということだ。 ちょっと前までは中国や韓国から注文があり、当時の名機を5台、6台と買っていったが、もう彼らもデジタルになったということらしい。 時代の流れは早い。 重くて、大きいフィルムカメラの一眼レフは、もう誰も見向きもしなくなった。 展示の棚をみると、ニコン、キャノン、ペンタックス、オリンパスなどの懐かしい機種が並んでいる。 一時はだいぶ売れたらしいが、もう苦しい。 今はコンパクト一眼か、ポケットに入るデジカメ、そしてスマホ。 メディア1枚あれば、数百枚から数千枚の写真を入れておくことができるし、印刷したいものだけ見て印刷することも出来るようになった。 便利なこと、この上ない。 近所にイエローカメラなどのDPEの店がたくさんあった。 でも、どんどん店じまいして、今はこの近辺に2件だけになったとのこと。 DPEというのは、Development・Printing・Enlargementの頭文字をとったもの。 現像、焼き付け、引き伸ばしという意味だ。 もうこの言葉も死語になった。 若い人たちは知らないだろう。 今日で我が家にもフィルムカメラはなくなった。 あの、ミノルタのSR-T101を持って、SL(蒸気機関車)を撮りに行ったのが、もう44年前になる。 歳をとるはずだ。 そういえば、あのSLの写真、どこにいったんだろうか。 今度はそっちを探さないといけない…。 |
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