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2015.01.12 Monday
地方議員
野々村元議員の号泣会見で有名?になった、地方議員の記事があった。
今や地方議員の成り手は絶滅危惧種だという。 2011年の4月に実施された統一地方選挙のデータ。 市区町村議員選挙の投票率は49.86%、41道府県議員選挙は48.15%。 その上、41都道府県議会の想定数2330のうち、410人が無投票当選。これは全国的な傾向で無投票当選者がいなかった道府県はない。 最も無投票当選が多かったのは島根県で、県議定数37のうち26議席が無投票とのこと。 市区町村議員選挙では、立候補者の数が当選数+1人という競争の低いところが全体の約1/4とのこと。 無投票よりはマシだが、これでは選挙に行く気にならないのも事実。 議員になろうという人がいないのだ。 記事によると、新人にとっての壁が高いとか、報酬が低いとか、書いてある。 でも、記事を書いた人が最大の理由と思っているのは、 「要は、現職議員の姿を見て、議員の仕事に魅力を感じられないということである。 それも無理からぬことであろう。ほとんどの議員が本来の議員の役割を果たさずに、ただただ議員であり続けているのが実態であるからだ。現職議員の多くが次の選挙に勝つことを最大の使命と考え、議員活動ではなく選挙活動に日常的に血道をあげている。特定の住民のために口利きしたり、媚びを売ったりと懸命に票固めに汗を流す姿を目にすれば、「自分もああなりたい」と思う人は少ないはずだ。」 ぼくもそう思う。 これでは、地方創生などとても無理。 地方にお金をばらまいても、また何か要らないものを作ってしまう。 地方創生でつぎ込むお金のいくらかを、地方議員の仕事の説明や立候補の仕方、やりがいなどの宣伝に使ったほうがいい。 今のまま予算を投入しても、なにも考えてない痴呆議員がワケのわからないことに使ってしまって、パーになるだろう。(パーになるというのも死語かな) というか、そもそも議会はそんなことを考える機関だと思っていないのかもしれない。 行政で決めたらいいくらいのことを思っているような気がする。 せっかく野々村議員が号泣して教えてくれたことを、もうちょっとぼくらは考えたほうがいいと思う。 |
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