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2015.01.30 Friday
人ネコ関係
前にも書いたが、イギリスのブラッドショー博士というネコ好きの学者が本を書いている。
ネコは人間のことを同族だと思っている、ということだ。 「猫的感覚:動物行動学が教えるネコの心理」という本を出しているそうだが、この本が2376円もする。電子版なら、1980円。 中古も高い。 紙の本はもう在庫がないとのこと。 本当に欲しい人しか買ってないんだろう。 なかなか増刷はしない。 博士によると、ネコが人間の手や足にすり寄ってくるのは、ネコが人間をネコと思って、親愛の情を示すためにやっているとのこと。 ネコは人間と主従関係を結ぶことはできないが、友情で結びついている、という。 なるほど。 ネコと人の関係は、友情である。 そう思うと、ネコの気ままなところも何となくわかる。 友情と言っても、べったりしたものではない。 必要なときに寄ってくるというものだ。 残念なのは、人が必要と思っても、ネコが必要と思わなければ、寄ってこないことだろう。 イヌは違う。 理想の人とイヌの関係は、人が主人でイヌが家来。 常に言うことを聞く相手がほしいなら、イヌだろう。 イヌは飼い主に忠実だ。 こういうペットの特性を考えた上で、ペットを選ぶべきだ。 そのうち、ペット選びのコンサルタントというのも、流行るかもしれないなあ。 村上春樹が書いていたが、当たりのネコは3匹〜4匹に1匹ということらしい。 でも、ネコと人を結びつけるのは友情なんだから、相性はあるだろう。 誰とでも、友情を結ぶことはできないからだ。 となると、ネコの方から見ても、あたりの人は3人〜4人に1人ということになる。 あくまで、これはランダムな場合であるから、ここにコンサルタントの入る余地がある。 私に相談していただければ、当たりのネコを見つける確率を上げます、などというと商売になるだろう。 まあ、何が当たりで、何が外れかわからないのだから、何ともいえないが…。 |
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