考えたこと2

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検索エンジンの勝ち
東洋経済の記事によると、エデルマンという世界最大のPR代理店が、トラスト・バロメーターという、政府やNGO、ビジネス、メディアに対する信頼度というのを発表したらしい。

対象は27カ国、27000人へのアンケート。
その結果、2015年の1位はUAE。信頼度が84%もある。続いてインド。79%だ。

アメリカは1年前の49%から52%に上がり、フランスも46%から52%に上がった。
逆に、イギリスは52%から46%に減っている。
日本だが、去年44%だったのが、37%でなんと最下位になっている。

たしかに日本ではNGOは存在感が無く、ビジネスは情報発信が少ない。これは監督官庁のせいもあるだろう。
政府は投票率の低さが、政治の信頼度が低いことを物語っている。
日本の代表的なメディアである新聞は、署名記事はないし、記者クラブ制度で上からの情報は垂れ流しだし、取材力はないし、これで信頼度が上がるワケがない。
テレビは新聞の右へならえで、ワイドショーなど見るに耐えない。

しかし、世界で一番国民が政府やNGO、ビジネス、メディアを、信頼していない国になっているとは思わなかった。

その一方で、何を信頼しているかというと、インターネットの検索エンジンだという。

ぼくも、重要なニュースはインターネットの記事で見る。
いくつかのサイトで翻訳された海外のニュースも見る。
ロイターやウォール・ストリート・ジャーナルも日本語版を見る。

そんなふうにして、ニュースを見る人が増えているということだ。
だから、相対的に既存の情報発信源に対する信頼度が下がっているのだと思う。
日経ビジネスや東洋経済や週刊ダイヤモンドのオンライン記事にも、データーを示して、論点を明確にするものがある。
それらの情報をとるために、ツイッターやフェイスブックでフォローする。

そういう時代なのだろう。

もう過去には戻らない。




| | 考えたこと | 22:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
カラオケは古い曲
東洋経済の記事によると、最近のカラオケでは新しい曲よりも、古い曲の方が人気があるらしい。

2004年のカラオケベストヒットの上位5曲は、涙そうそう(2001)、世界に一つだけの花(2003)、さくら(2003)、ハナミズキ(2004)、雪の華(2004)となっていた。
2004年のカラオケベストヒットだから、上位5位の発表された年と2004の差をとって、平均すると1になる。
これで、2004年にカラオケで歌われた曲のベスト5の古さは1、とカウントする。

この考え方で2004年からベスト5の古さを計算していくと、2008年あたりからどんどん上がっており、2013年に9近くになる。
つまり、2013年のカラオケで歌われた曲のベスト5を平均すると、9年前の曲だった、ということだ。
2014年はアナ雪やAKBの影響でちょっと新曲が復権したが、それでも古さの平均は5である。
つまり、5年前の曲がベスト5の平均。
このまま下がるのか、それともまた増えていくのかはわからない。

この、古い曲がカラオケで歌われる要因は3つあると思う。

一つは少子高齢化が進んできて、新しい曲を知らない世代が増えてきていることだろう。
ぼくらはほとんど歌番組を見ないし、ジャニーズやAKBなども知らない。
ぼくらより上の人たちは、もっとその傾向が強いと思う。

もう一つは、音楽の作り手のバリエーションが増えたこと。
作る方の裾野もだいぶ広がった。
一昔前なら、数百万したような機材がパソコン1台でできる。
録音機材も安価になった。
おまけに、ボーカロイドを使えば、自分で歌うこともいらない。
以前なら、レコード会社が契約した歌手しかレコードは出せなかったが、今やYouTubeにアップして流行ればCDになる時代。
歌いたい歌を見つけた時、カラオケで歌う歌になるのではないか。

さらに、カラオケの容量が増え、検索が簡単になったこと。
これが案外一番大きいのではないか。
いろいろな探し方ができる。
歌手ごととか、曲名とか、何年ごろ流行った曲とか、歴代レコード大賞関連の曲とか、デュエットの曲とか…。
曲はサーバーに入っているのだから、いくらでも増やせる。
必然的に、古い曲の数がどんどん増える。

いずれにせよ、カラオケでは新しい曲が減って、古い曲が増える傾向だ。
いい曲はそんなに作られない。
その時代の人がみんな歌いたいと思えるような曲は、なかなか作れない。

そうなると、カラオケでは古い曲が増えるのは当然だと思う。

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