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2011.06.14 Tuesday
木枯し紋次郎
一世を風靡した時代劇。
木枯し紋次郎。 いつも長い楊枝をくわえていて、「あっしには関わり合いのねえことでござんす」というセリフが有名。 剣は強いが、型はめちゃくちゃの喧嘩剣法。 笹沢左保の原作だった。 当時、時代劇にしてはニヒルな主人公。 世の中を拗ねているような、無宿者という設定。 関わり合いがない、といいつつ、結局は情にほだされて人のために何かしてしまう。 素直ではない。 そんな美学があった。 テーマソングが上條恒彦の「誰かが風のなかで」だった。 この曲も、時代劇に似合わないギターのイントロの曲だった。 中村敦夫の出世作。 何もかも型破りの時代劇。 それが1972年。 生きているってことは、さびしいことだねぇ、というドラマだった。 |
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