考えたこと2

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今日のグーグル
今日はグーグルのトップページのロゴがギターのようになっていて、弦をはじくと弾けるようになっていた。

何でかなと思ったら、今日はレスポールの生まれた日。
それを記念して、グーグルのロゴがエレキギターになっていたのか。
単なるエレキギターではなくて、サウンドホールが2つあって、ブリッジも2つある。
何となく多重録音を始めた、ギタリストであり、エンジニアでもあった、故レス・ポールをイメージさせるようなデザイン。
もっと、何か隠された仕掛けがありそうだが…。

レスポールというと、エレキギターを弾く人が一度は通る道だ。
ハムバッキング・ピックアップという、太い音が出るものを使う。

元々はノイズを打ち消すために、2つのコイルを使って工夫されたピックアップだったが、今はどちらかというとパワーが大きいという事で使われているような気がする。
どちらかというと、ハードロック系のギタリストが使っているのではないか。

このギター、普通のギターとはだいぶ変わっている。
ネックがボディに対して約3度という角度でずれている。
そして、ネックに対して、ヘッドの角度が15度くらいついている。
したがって、弦のテンションが高くなる。
要は、レスポールはボディ−ネック角度、ネック−ヘッド角度をつけることで、弦に高いテンションを与え、「鳴り」を良くするという工夫をしている。

それに対して、フェンダー社のギターは全て角度はゼロ。
まっすぐに弦を張る、というポリシーだ。

そのため、レスポールは調整する部分が多く、ややこしいギターでもある。

ぼくも、このギターがかっこいい、と思った時期があった。
そして、京都の十字屋の成人式セールで1万数千円でレスポールのコピーモデルを買った。
ニセポールというやつだ。
黒のレスポール。

うちの次男もやはりその口だった。
1台目のギターにレスポールを買うという。
一応、ぼくは、「今はシングルコイルの音の方が流行りだし、フェンダーのモデルの方がいいのではないか」とアドバイスしたが、若気の至りで買った。
そして、今はストラト(フェンダー社のギター)モデルにしておけばよかった、と言っている。

ぼくは次男がギターを買った時の気持ちもわかるし、今の気持ちもわかる。
誰もが通る道ではないが、ぼくと同じ道だ。

レス・ポールは亡くなってしまった。
享年94歳。
今の、空洞のないエレキギター(ソリッドギター)の名作を作った。

グーグルを見て、思い出した。
なかなか粋なはからいだと思う。



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