考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< July 2010 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
昭和40年
朝のドラマは今日から昭和40年代になった。

昭和40年というと、1965年。
東京オリンピックの次の年だ。
新幹線が1964年に開通、名神高速が1965年に開通。
1945年に敗戦を迎え、1956年に「もはや戦後ではない」という言葉が流行った。
1965年というと、何となく日本人が世界の一員として、自信を持ちはじめた頃だった。
昭和40年が一つの節目になるだろう。

そして、昭和45年がもう一つの節目。
この年に「モーレツからビューティフルへ」というゼロックスのCMが流れた。
ちょうど1970年。万博の年だ。
人類が始めて月に立った次の年。
アメリカ館に月の石が展示され、毎日何時間も並んでたくさんの人が見た。

戦後ではない、と言われてからも、モーレツに働いて、約15年。
完全に世界の一員として認められた。
昭和47年に沖縄が返還されて、完全に戦後は終わった。

そんな位置づけの昭和40年。
まだまだ冷戦のさなか。
右と左が、資本主義と社会主義を表し、朝日新聞がソ連、中国を礼賛していた。

この年に水木しげるが「テレビ君」で賞をもらったらしい。
その賞は覚えていないが、「テレビ君」は覚えている。
テレビの中に入り込める、不思議な少年、というストーリーだった。

ようやく、白黒テレビが家庭に普及したのが昭和40年。
90%という普及率。
誰もがテレビというものを知った頃だ。

これから、どんどん豊かになっていく。
そんなことすら、考えていなかった。

今、ふり返って、初めてわかる。




| | 考えたこと | 22:46 | comments(0) | trackbacks(0) |