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2010.07.20 Tuesday
夢やぶれて
スーザン・ボイルの歌で、一躍有名になった曲。
今日、聴く機会があって、もう一度聴いた。 I Dreamed a Dreamという題。 ミュージカルのレ・ミゼラブルの中で歌われる曲らしい。 題の意味は、文字通り訳せば、私は夢を夢見た、という意味だ。 Dreamというのは、夢見るという意味だから、夢を夢見たというのは、何となくヘンな表現。 夢というのは、かなわないもの、という意味も含まれているのかな。 だから、夢やぶれて、という意味になるのか。 しかし、いい曲だ。 前半は「夢見た」、という過去形で歌われる。 後半になって、現在形になり、最後はThe dream I dreamedという、題とは逆の関係になる。 レ・ミゼラブルのどの場面で歌われるのかは知らないが、愛する人がいなくなった、という唄だ。 ミュージカルはあまり好きではないが、この曲はそのために作られた曲だし、その場面で歌われることに意味があるのだろう。 でも、そんなことは飛ばしてしまうほど、スーザン・ボイルの歌はすばらしい。 何度見ても、感激する。 会場のオーディエンスと一体になって、引き込まれる。 But there are dreams that cannot be かなわない夢がある 当たり前のことだが、夢は普通はかなわない。 夢に向かって努力すればするほど、夢は遠のいていく。 若ければ若いほど、努力だけでは夢はつかめない。(そもそも努力をする人が少ない) というか、若ければ若いほど、簡単にかなうものを夢とは言わない。 それをつかむためには、努力に加えて、巡り合わせが必要だ。 それを努力の結果と呼ぶか、運と呼ぶか、難しい…。 年をとって、夢はやっぱりかなわないと思う。 それが夢なのだ。 ほんの一部の人だけが、努力と巡り合わせの結果、夢をつかむ。 でも、ほとんどの人の夢は結果的にやぶれる。 「夢やぶれて」、名曲だ。 |
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