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2010.07.15 Thursday
7月14日
昨日は7月14日だった。
7月14日というと、フランスの革命記念日。 パリ祭と日本では言われている。 何でこれを覚えているかというと、フランスに出張していたときに、この記念日があったからだ。 あれは、たしか1986年だったと思う。 24年前だから、29歳だった。 あれは29歳の時か…、若かったなあ。 何せ、ジェット戦闘機が飛んでいたのが印象に残っている。 もともと、なぜ休みかわかっていないので、ただの祝日と思っていた。 それが、ジェット戦闘機が編隊飛行をする日だったので、びっくりした。 フランスのミラージュという戦闘機だと思う。 それがきっかけで、フランスの輸出は軍事が多い事を知った。 たしか、その当時、重工業製品の輸出の第一位が武器だったと思う。 それをフランス人に話し、「武器を輸出しているではないか」というと、「俺らが作らなくても、誰かが作って輸出するのだから、どうせ同じ。同じなら、フランスがやる。」というような答えが返ってきた。 今でも軍事費はアメリカ、中国についで3位。 日本人はフランスというとファッションが思い浮かぶが、実はフランスは軍事大国なのだ。 2001年まで、徴兵制度があったのも、あまり意識されていない。 フランスというのは不思議な国だ。 何でもフランスが一番だと思っている。 そして、理屈が上手だ。 武器が地上からなくならない、というのがフランス人の考え。 ここが一番日本人と違うところだ。 どうせなくならないなら、自分のところで作る、ということになる。 一方、日本人は、武器はなくすべきだと思っている。 なくすべきだから、作らない、という考え。 どちらの意見が優勢か、というとフランスだろう。 その希少価値を日本民族の良さととらえるか、愚かさととらえるか、難しい。 今の世の中で、現実を考えるとフランスに軍配が上がるが、ちょっとくらいおかしな民族もいていいのではないか、ということなら日本の存在価値があることになる。 これは、一人一人が考えて答えを出さないといけない問題だ。 |
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