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2006.12.06 Wednesday
昔の名前
ずっと使っていた名前が変わっても、慣れ親しんだものは変えられない。
今はJTBというが、昔は交通公社と言っていた。 今でも、JTBと書いてある看板を見ると、交通公社だと思う。 三宮に交通センタービルというのがあるが、ここには交通公社がある、と思っている。 切符を買いに行くのは、今でも「交通公社」である。 レコード屋というのも、今はCD屋というのだろうか? CDしか置いてなくても、やっぱりレコード屋である。 そのレコード屋に行ったら、J-POPなどと書いてあるが、これはニューミュージックだ。 荒井由美はニューミュージックであって、J-POPではない。 クロスオーバーとか、アダルト・コンテンポラリーとかも、もう使わないのだろう。 音楽のジャンルをあらわす言葉は回転が早い。 クルマのエンジンの排気量は、昔は1500とか、2000とか、ccであらわしていたのに、いまは1.5とか2.0というようにリッターであらわすようになった。 これも、なじみがあるのはccの方だ。 コンサートという言葉も、あまり使わなくなってきたようだ。 若い人はライブという。 やっぱり、コンサートがなじみがある。リサイタルというと、ちょっと古いか…。 フォークギター、これも今はアコギという。 アコースティックギターを縮めた言葉だ。 昔はそんな言葉はなかった。みんなフォークギターと言っていた。 だんだん、人間が古くなっていくのだろう。 今はJRというが、やっぱり国鉄と言ってしまう。 その国鉄のことを、うちの親は省線と言っていた。 もと鉄道省が管理していた線だから、省線である。 子ども心に、何で「しょうせん」というのか…と思っていたが、小学校の高学年の頃に理由を聞いて納得した。 そんな昔のことを…と思ったものだ。 「鉄道省」古いでしょう。 うちの子供は、親がJTBの事を「交通公社」と言っていた…と、そのうち思うのかもしれない。 |
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