考えたこと2

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体感時間
子供が、明日が高校生活の最後の試合だという。
「中学で部活を始めて、もう最後の試合か…、あっという間やなあ」というと、そんなことはないという。
子供にとっては、長い時間だったのだ。

年をとると、毎日同じことの繰り返しで、時間の経つのが速くなるのだ、と説明するが、わからないだろう。

中学3年間、高校の3年間、合わせて6年間は長かったと思う。
一番成長する時だし、色々な新しいことを経験する。
自分がエライと思ってみたり、逆にダメだと思ってみたり…。

体感時間は、経験の量に比例して長くなる。
新しい経験が多いと、ふり返った時に長かったと思えるのだ。

今、この歳になると、毎日を過ごしてはいるものの、新しい経験は学生時代とは比べものにならないほど少ない。
毎日勉強してどんどん知識が増えていくわけでもないし、やったことのない事をやる、というような事もほとんどない。

その代わり、物事について判断したり、感じとったりする引き出しは増えているのだと思う。

それらを有効に使えれば、充実した時間を過ごせるのではないか。

深く感じとったり、広く判断したり、何かをまとめたり、作り出したりできるかもしれない。

そうすれば、体感時間を長くできるかもしれない。
もしできなかったとしても、一年を終わる時に充実感を持てるだろう。

そんなふうに、毎年を過ごせれば、よいと思う。

しかし、それはむずかしい。



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